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 第25回 SoundEngine

マルチメディア、特に音楽・録音系のソフトは、かなりマニアックな面があり、「ソフ得!」で紹介するのはちょっと控えていたところがあります。
CDに入った音楽データを抽出してMP3に変換するソフトなどはフリーソフトとしても多数出ていますが、著作権の問題もいろいろあって、簡単に「お勧めします」とも言えないと思ったからです。
タヌパックスタジオでは、オリジナルの音楽をCDにしています。かつてはうちで作る最終マスターはDAT(48kHzサンプリング)でしたが、そこからは直接CDのスタンパー(CDをプレスする雛形)を作れません。オーディオCDは44.1kHzというサンプリングレートなので、48kHz→44.1kHzにデータ変換をしなければならないわけです。
かつてはSONYのUマチックという大型VTR用テープがオーディオCDのマスターに使われていましたが、今はCD-Rが最終マスターという方法が増えました。コストが圧倒的に安くて済みますから。
そこで、前回の『Melodies and Memories』というCDからは、最終マスター(CD-Rに実際のオーディオCD形式で焼いたもの)まで作ることにしました。
曲間の時間調整などを細かく行うため、データは一旦全部Windowsの標準音声形式(無圧縮)であるWAVというフォーマットのファイルに変換します。そのWAVファイルをさらに編集し、曲の頭や最後にあるノイズを取り除いたり、無音時間の調整をしたりするために使っているのがこのSoundEngineです。
フリーソフトなのですが非常に多機能、かつ高性能です。

SoundEngineの画面
オートマキシマイズでレベルを上げた結果
上の画面はSoundEngineでファイルを編集しているところです。指定範囲のコピー、カット、フェードイン/アウトなどはもちろん、リミッターやエンハンサー、リバーブなどのエフェクター類も豊富に搭載しています。 効果音作りなどにも最適でしょう。
中でも便利なのは「オートマキシマイズ」という機能です。
これは、レベルが小さく録音されてしまった音声ファイルなどを、全体的にレベルを上げてやり、市販の音楽CDのように迫力ある音に変えてくれる機能。ピークレベルの平均値を細かく設定できますので、何度も聴きながら満足いくまで調整できます。
下の画像は、上で編集中のファイルを平均-14dBでマキシマイズした結果です。全体的にレベルが上がっているのが見て分かると思います。
これを使うと、聞こえづらかった小さな音も大きくなり、特にポップス系の音楽や人間の声が埋没している素材などには効果があります。
そんなことをすると歪んでしまうのではないかという不安もあるでしょうが、そうでもありません。最初から大きめのレベルで録音して歪んでしまった素材は修正しようがありません。が、小さめに録音してからオートマキシマイズでレベルを上げてやれば失敗は減らせます。「腰が引けた」方法ではあるのですが、芸術性よりも実用性重視の音素材を作るのであれば、こうした方法もあるということです。
ともかく、SoundEngineはデジタル録音の強力な道具と言えます。これがフリーソフトであるというのは、本当に驚きです。



     
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