たくき よしみつ デジタルストレス王(キング) 鐸木能光

2009年4月10日執筆 4月19日改稿

福島県・田村市・いわき市は風力発電被害をどのように補償するのか


 福島県田村市(冨塚宥景=ゆうけい 「けい」は日偏に景と書いている= 市長) は2つの風力発電事業を誘致した。
 檜山高原牧場における風力発電事業 と 滝根小白井風力発電事業 だ。
 檜山高原のほうは株式会社グリーンパワー常葉(株式会社斐太工務店より引継ぎ)が事業主となっていて、2000kwを14基。滝根小白井は株式会社ユーラスエナジー滝根小白井(株式会社ユーラスエナジージャパンより引き継ぎ)が事業主で、2000kwを23基という内容だ。こちらは敷地はいわき市にもまたがっており、いわき市もこの事業誘致を決めている。
能天気な滝根町の観光パンフレット   田村市の議事録を読むと、これらの事業を積極的に誘致したことが分かる。また、福島県も、現在はどうか知らないが、風力発電事業を「観光」目的、あるいは雇用促進などを目論んで歓迎していた(右は田村市滝根町の観光パンフレット)。
 小白井はいわき市の北端に位置するが、建設地から2kmも離れていないところにいわき市立小白井小中学校があるのを承知で建設を認めたいわき市の責任も大きい。檜山高原に近い民家は、田村市よりもむしろ川内村に多い。
 この二つの工事はすでに始まっているが、稼働後に周辺住民に健康被害などが出たとき、事業を誘致または認可した県や市は、どのように被害を補償していくつもりだろうか。
(左の地図は檜山高原と滝根小白井風力発電事業が低周波健康被害を及ぼす可能性のあるエリアをイメージ表示したもの。クリックで拡大)
 例えば、医療機関で患者が「風車の低周波の影響ではないか」と訴えた事例について、医師に「……という訴えがあった」という内容のメモを発行してもらい、それを自治体に持参すると無条件で診療代と交通費を支給するというような、具体的な方策を考えているだろうか。
 税金を使って自治体が積極誘致した迷惑施設のおかげで被った被害を補償するのは行政の義務であろう。全国の自治体は、これから先、巨大風車を誘致すると決めるのであれば、最低でもその程度の覚悟はした上で、住民に補償を約束をすべきである。
 また、住民へこれだけの不安とストレスを与えて、健康被害と引き替えに何を得たのか。巨大風車群がどれだけ「よきこと」を実現したのか、具体的な数字と実績を示して説明する責任がある。

風力発電被害に関するミニリンク集

οノーウィンドファーム・ネット こちら

ο南伊豆に今何が起こっているのか? 〜 渥美半島の風車被害から学ぶこと〜 こちら
 TOPページ「風力発電問題 南豆の和」 こちら

ο風車病とは? こちら
 TOPページ 黙殺の音 低周波音 こちら

ο伊豆熱川(天目地区)風力発電連絡協議会のブログ こちら

οドンキホーテの会 第一回発電風車シンポジウム【低周波について】 こちら

οこれだけは止めなければ─エコビジネスの裏に潜む悪魔─(阿武隈日記) こちら 

ο朝日新聞の風力発電被害の記事 こちら=

ο強風で風車が一瞬にして粉砕した映像 ↓こちら



ο風力発電はこれでいいのか 汐見文隆(医師)公式サイト こちら=

ο「温暖化の脅威を語る気象学者のこじつけ理論」 by 槌田敦 ……を転載したブログ 言の葉の幹を捜す 「境目を造る環境」から「響き愛の環響」へ こちら=

ο段が峰の自然(段ヶ峰の風力発電を考える朝来市民の会) こちら

ο09/03/05 松阪市議会・一般質問(松阪・白猪山の風力発電)の内容(松阪市議会議員  海住恒幸 Report) こちら

ο保坂展人衆議院議員が提出した風力発電施設に関する質問主意書の内容 こちら
および、それへの政府の答弁書 こちら

οブログ 弁護士の法的独白「風力発電の電気購入について」 こちら

οマスコミに踊らされないための地球温暖化論入門 こちら

ο福井県敦賀市市議会議員今大地はるみさんのブログ(風力発電事業関連の報告あり) こちら

οブログ”黙殺の音” 低周波音 こちら

ο朝日新聞の記事「風車新設各地で反対 周辺住民へ説明不可欠」(編集委員・武田剛) こちら

ο白滝山パトロール(ブログ) こちら


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