たくき よしみつ の たくき よしみつ(鐸木能光)のデジカメ・ガバサク談義 ガバサク

レンズ一体型中型モデルはどこまで使えるか

動画撮影と超望遠の世界を手軽に楽しみたいならこの選択もアリだ

明るいレンズと、他より一回り大きなCCDを持ったSONY RX100やLumix LX7といった高級コンパクト機は、「コンパクト」と呼ぶにはかなり大きく重いのが難点です。高性能の代償なので仕方がないのですが……。
しかし、これよりさらにずっと巨大なレンズ一体型カメラというジャンルがあります。ここでは「中型機」と呼ぶことにして、以下、まとめてみます。

フジフィルム X-S1 中型機の魅力は、超望遠の世界を手軽に楽しめるという点でしょう。動物園などでは圧倒的な威力を発揮します。しかし、画質はレンズ交換式一眼モデルとは比べるべくもありません。撮像素子が小さいからです。ボディは大きくても、撮像素子はコンパクト機同様の小さなものを使っています。
撮像素子が小さいと、組み合わせるレンズの焦点距離も短くなりますので、小型でも超望遠が可能になります。そこに目をつけて開発されたのがこの種の中型機ですが、あまり人気がありません。
理由は、ポケットに入れて気軽にどこへでも、というわけにはいかない大きさ・重さがある一方で、一眼の画質には遠く及ばないという中途半端さでしょう。

最近では「ミラーレス一眼」というジャンルが出現しました。一眼レフからミラーを取り除いたものですが、ミラーがないのですから、一眼「レフ」ではありません。
フォーサーズ機をさらに小型化したマイクロフォーサーズや、SONYのNEXシリーズ、NIKON 1などがそれです。
これらは従来の中型機と大きさがあまり変わりませんが、撮像素子面積が大きいので、画質の点では圧倒的に有利です。こうなると従来の中型機はますます魅力が薄れます。

NEXシリーズは、従来のAPS-Cサイズデジタル一眼レフと同じ面積の撮像素子を使いながら、ボディを小型化したもの。ただし、ボディの小型化のために、交換レンズマウントは新設計。従来のレンズはアダプターをつけると装着できますが、AFが利かなくなるので、実際にはよほどの理由がない限りそれをやってみようと思う人はいないでしょう。
NEXもマイクロフォーサーズも面白い試みだと思いますが、今はまだ触手が動きません。
NEXシリーズで発表された新設計のレンズがどれも暗いものであることがいちばんの理由。
NEX-5のダブルズームレンズキットは、「E 18-55mm F3.5-5.6 OSS」と「E 16mm F2.8」の2本がついていて実売最安値6万3000円前後ですが、それならLX5のほうがいいし、LX5でうまく撮れないシーンをこのNEXシリーズ+くらいレンズで撮るのは難しいでしょう。少し重くても、従来のデジタル一眼レフを使えばいいじゃないか……と考えてしまいます。
これなら、かつてのレンズ一体型スイバルモデル、F707のようなものを現在の技術レベルで作り直してくれたほうがはるかに購入意欲が湧きます。
私には「小さなカメラでレンズ交換」という発想がどうしても理解できません。中途半端。

現在、この「中型機」に相当するモデルで、いちばん面白いのはフジフィルムのX-S1でしょう。
かつてFinePix S100FSという超弩級のレンズ一体型モデルがありました。私も借りて、動物園に持ち込み、テストしたことがあります。望遠性能は確かに大したものでしたが、やはりAPS-Cサイズの一眼に比べると画質は落ちました。また、動作があまりにもっさりしていたことに閉口したものです。
そのFinePix S100FSが売れずに消え、もうこの手のものは出てこないだろうと思っていたら、ここに来て復活。フジフィルムのチャレンジャー精神は大したものです。
動画も含め、あらゆる機能が向上しているので、このX-S1はなかなか魅力的なモデルです。
実は私も購入を真剣に検討しています。
(2012/10/13追記:買いました。⇒こちら
機種名撮像素子
面積比較
最高解像度
面積比較
レンズF値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度角度可変
モニター
その他機能

Fuji X-S1お勧め
Amazonで調べる

2/3型

4000×3000
F2.8-F5.324-624mm30〜1/4000秒手ぶれ補正機能内蔵
945gという、レンズ一体型としては超弩級の重さ、大きさ。
大きさ・重さはデジタル一眼レフカメラとまったく同じレベル。見た目は誰もが一眼レフと思うはず。新設計2/3型CMOSを搭載。2/3型を使って広角〜超望遠、マクロまでを全部お任せ、というコンセプトのモデルは他にはもう見あたらなくなってしまった。 その意味では非常に貴重な、かつ魅力的なモデル。 Amazonで調べる


角度可変モニター搭載。これは非常に重要なポイント


上から見たところ。せっかくのレンズ一体型なのだから、どうせならもう少しお洒落なデザインにしてほしかったが、硬派のユーザーにはこのほうが喜ばれるのかもしれない。扱いやすいが、鏡胴がずりずり下がってしまう緩さが残念。


以下はすべて旧モデルです。
アマゾンなどで中古も出回っているので、もしこのジャンルに興味があり、格安モデルがあれば検討してもいいでしょう。
HX1
SONY DSC-HX1
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1/2.4型
CMOS

3456x2592
F2.8-5.25-100
(28〜560mm)
30〜1/4000秒近接1cm〜撮影可能。上下角度可変モニター。価格の安さを考えると、お勧め
453g(本体のみ)、504g(バッテリー、メモリカード込)
チルトモニターと明るい広域ズームレンズに加え、高画質動画記録を可能にした万能モデル。
撮像素子をCCDからCMOSに変更したことで、「ひとふりパノラマ撮影」など、ユニークな機能も増えた。一家に一台的なデジカメ・ビデオ兼用機として便利だが、スペックはコンパクト機のWX1とほぼ変わらないので、ボディの大きさが馬鹿馬鹿しく感じられる。
(2009年4月発売)。 Amazonで調べる
機種名撮像素子
面積比較
最高解像度
面積比較
レンズF値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度角度可変
モニター
その他機能
キヤノンパワーショットSX1IS
Canon PowerShot SX1 IS
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1/2.3型CMOS

3648×2736
F2.8-5.75-100mm
(28〜580mm)
15〜1/3200秒高速CMOSで連写性能大幅UP。バリアングルモニター
585g
以前のS3やS5に比べると広角が撮れるようになり、最大の欠点が解消された。また、CCDに比べると処理速度が速いCMOSを採用することで、連写機能が劇的に向上した。動物園や運動会では威力を発揮するだろう。ただし、連写後の処理時間が気になるところ。
数少なくなった(というよりは、左右にも動く完全フリーアングル式は業界唯一になった?)バリアングルモニター搭載。
ほぼ同じようなスペックで、1/2.33型CCDを使ったSX10ISがあるが、どうせならCMOSを使った1ISのほうが面白い。相当重くて大きいのも欠点。
惜しむらくは、せっかくの新設計CMOSなのに、画素数を欲張ったこと。500万画素以下にしておけば画質は数段きれいになったであろうに、本当にもったいない。連写後の記録時間短縮のためにも、意味のない高画素はやめるべきだった。キヤノンはデジタル一眼でも高画素路線を続けており、このままでは「分かっている」ユーザーからは徐々に見放されるのではないか? 開発陣に高画素を命じている人たちは、いい加減に心を入れ替えてほしい。
 2010年10月時点の実勢価格は4万7000円前後だったが、製造終了で後継機種も出なかったことで、価格がドンと値上がりした。店頭在庫はほとんど残っていないし、あってもプレミア価格になっていることだろう。(2008年11月発売/製造終了)  Amazonで調べる
FinePics S100FS
Fuji FinePix S100FS
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2/3型

3888×2592
F2.8-F5.328-400mm30〜1/4000秒手ぶれ補正機能内蔵
918gという、レンズ一体型としては超弩級の重さ
大きさ・重さはデジタル一眼レフカメラとまったく同じレベル。見た目は誰もが一眼レフと思うはず。最後の超弩級レンズ一体型カメラとして異彩を放っていたが、ついに生産終了になってしまった。2/3型CCDを搭載したレンズ一体型機として最後のモデルになったと思われる。コンセプトは現在のX-S1に引き継がれたので、無駄死にではなかったと思う。
手ぶれ補正を内蔵し、一眼レフ用レンズより明るい超広域ズームレンズ。これ1つでなんでも撮れる万能機……のはずだったが、操作性の悪さが難点だった。
テスト詳細記事は⇒こちら(2008年2月発売/製造終了)。
とんでもなく安く出ているというならともかく、新製品のX-S1を購入されることをお勧めする。
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機種名撮像素子
面積比較
最高解像度
面積比較
レンズF値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度角度可変
モニター
その他機能
(参考)
パナソニックDMC-GH1
Panasonic DMC-GH1A/K
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フォーサーズ
フォーサーズ(17.3×13.0) CCD

4000x3000
F3.5-5.6GH1A(標準ズームキット)
14-45(28〜90mm)

GH1K(望遠ズームキット)
14-140(28-280mm)
60〜1/4000秒 AF速度や解像感のよさはレンズ一体型とは別世界。
標準ズーム装着時はわずか580gという軽量。キヤノンのパワーショットSX1とほぼ同じだ。
中級機と大きさがあまり変わらないマイクロフォーサーズ機も参考のために入れておく。ハイビジョン画質動画が撮れるのが売り。標準ズームレンズキット(GH1A 14-45mm/F3.5-5.6)と高倍率ズームキット(GH1K 14-140mm/F4.0-5.8 )がある。
90mmでは静止画も動画も物足りないだろうから、ここはやはりKのほうか。ただ、このレンズは広角端でF4だから、静止画撮影では相当苦労する。
発売当初は、レンズキットKは10万円強したが、後継機種GH2が発売されて一気に価格が下落した。しかし、6万円以上出すなら、SONYのNEX-5Dダブルズームキットとあまり変わらない価格なので、そっちのほうが面白そう。 (2009年4月発売)
後継機種GH2は、レンズキットで10万円を軽く超えるので、よほど理由がない限り(3D撮影をしてみたいとか)購入する人は少ないのではないだろうか。  Panasonic DMC-GH1A-KをAmazonで調べる
機種名撮像素子
面積比較
最高解像度
面積比較
レンズF値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度角度可変
モニター
その他機能
(参考)
NEX-5D
ダブルズームキットにつくズームレンズ

SONY α NEX-5D
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23.4x15.6mm CMOS

4592x3056
F2.8(ダブルズームキット付属の広角レンズ)


F3.5-5.6(ダブルズームキット付属の標準ズーム)
16(24)mm
ダブルズームキット付属の広角レンズ


18〜55(27〜82.5)mm
ダブルズームキット付属の標準ズームレンズ
30〜1/4000秒
バルブ可
今のところ、明るいズームレンズが出ていない。単焦点でもF2.8/16(24)mm。それならLX5のほうが、多少、写真の品質が落ちてもはるかに使いやすい。
標準ズーム(18-55mm/F3.5-5.6)をつけたときの総重量は約480gだから、マイクロフォーサーズより軽いが……。
あらゆるところが中途半端な印象。この大きさで作るなら、かつてのF707のような、明るいズームレンズ一体型にしてほしかった。画素数も欲張りすぎ。
安いズボラレンズ(18-250mm)が出ていれば、常用する一眼レフの代わりとして考えられるのだが、今出ているのは18-200mmだけ。そのEマウント系準ズボラレンズ E18-200mm F3.5-6.3 OSS SEL18200 は、実売価格が7万8000円もしてしまう(2010年10月現在)。今後、あまり値下がりするとも思えない。普通のαマウント用タムロン18-250mmが2万9000円前後で売られていることを考えると、よりズーム比の小さなレンズをNEXボディにつけて使うという選択肢もありえないだろう。
ダブルズームキットの実売最安値は6万4000円前後(2010年10月時点)。マイクロフォーサーズに比べると、多少お買い得感はあるが……。
18-250mmの「ズボラズームレンズ」のEマウント用が3万円台で出た場合は、大いに購入意欲をそそられる。そのときを待ちたい。 Amazonで調べる

(参考)過去の高級レンズ一体型モデルを懐かしむ

明るいレンズを搭載した高級機は、状況によっては、F3.5-5.6といった暗いズームレンズをつけたデジタル一眼などより強力な道具になりえます。しかし、このジャンルのモデルはほぼ絶滅しました。過去を懐かしむ意味で、以下、ご紹介しておきます。
機種名撮像素子
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最高解像度
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レンズ開放F値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度角度可変
モニター
その他機能

SONY DSC-R1

21.5×14.4mm

3888×2592
F2.8-F4.824-120mm60〜1/2000秒起動0.68秒、シャッタータイムラグ0.29秒
このカメラはとにかく撮像素子の大きさが最大の魅力。デジタル一眼並みの大きさのCMOSを搭載するという英断に拍手喝采したい。モニターが可動式なのも、広角端が24mmまで伸びているのも嬉しい。確実にこのクラスのライバル機より「別次元」の写真が撮れる。ただし、レンズは飛び抜けて明るいとまでは言えず、特にテレ側の暗さは使いづらい。室内撮影が多い人にお勧め。実売価格が7万円強(2006年11月時点)までこなれていたが、ついに生産終了となり、今は中古を手に入れるにも、下手すると、現行製品だったときより高いかもしれない。(2005年11月発売・生産終了)。
機種名撮像素子
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最高解像度
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レンズ開放F値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度角度可変
モニター
その他機能

SONY DSC-F828

2/3型

3264×2448
F2.0-2.828〜200mm30〜1/2000秒SONYお得意の「ナイトフレーミング/ナイトショット機能」
かつてのSONYの万能機。F717の後継機種として出たが、F2.0-2.8という明るいレンズの魅力は大きい。広角側が28mmまで伸びているのも非常に助かる。CCDこそ2/3型と小さいが、多くの場面でデジタル一眼より使いやすく、「いい写真」が撮れる可能性を持っている。生産中は8万円台まで価格がこなれたが、製造中止が決まった途端に実勢価格が一瞬にして12万円を超えてしまった。中古価格もなかなか崩れない。ヤフオクなどでは5〜8万円台くらいで落札されているようだ。(2003年12月発売・生産終了)
機種名撮像素子
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最高解像度
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レンズ開放F値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度角度可変
モニター
その他機能

Panasonic Lumix LC1

2/3型

2560×1920
F2.0-F2.428-90mm8〜1/4000秒×シャッターダイヤル、ズーム、フォーカス、絞りすべてマニュアルリング操作可能。天井ストロボ可能
パナソニックの高級デジカメ路線のフラッグシップだったが、売れないまま生産中止になった。撮像素子が2/3型というところがR1に負けるが(比較の四角形を見ればその差に愕然とする)、レンズの明るさではこちらが勝ち。ただし、ボディのホールド性が悪い(これは一眼レフのL1も同じ)ため、重いわりには手ぶれしやすく、せっかくのレンズの明るさが生かしきれない。「ライカ」ブランドを前面に押し出して、アナログカメラ的な質感を好むマニア層の所有欲をくすぐる戦略だったが、デジカメとしての使いやすさに問題があった。さらには、オートホワイトバランスがやや不安定という欠点もある。
中古でしか入手できなくなったが、価格は高めで取引されている。アナログ路線のデジカメとして、デジカメ史上に残る存在であることは間違いない。知られざるいちばんの長所は、天井ストロボができる二段階角度の内蔵ストロボ。明るいレンズ+天井ストロボは、室内でのラフなポートレート撮影などで、とても重宝する。この機能、なぜ他製品(特にデジタル一眼レフ)が真似しないのか不思議なほど威力絶大だ。(2004年3月発売・生産終了)

(参考)過去のスイバルモデルを懐かしむ

過去を懐かしむシリーズの追加として、私が理想としていたボディ分割回転式(スイバル)タイプの旧モデルを紹介しておきます。いずれも参考資料であり、カメラの基本性能が劇的によくなった今では、ヤフオクでこれらの古いカメラを探し回る価値はないでしょう。
しかし、これらのカメラを「今の技術レベル」で作り直せば、魅力的なカメラになることは間違いありません。まだこれらの一覧を残しておくのは、死んだ子を忘れられない未練のようなものだと思ってください。特にU50は、ぜひ今の技術レベルで復活させてほしい傑作「メモ用モデル」です。
機種名撮像素子
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最高解像度
面積比較
レンズ開放F値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度角度可変
モニター
その他
U50
SONY DSC U50

1/2.7型

1632×1224
F2.8単焦点 33mm1/8〜1/2000秒最短撮影距離10cm
メモ代わりカメラの傑作。単焦点レンズという割り切りがすばらしい。マクロもズームもないが、簡単に撮るための道具としてはピカイチ。レンズのクオリティがよければさらにすばらしい道具になったのだが、SONYはこのシリーズの開発をやめてしまった。内部電子部品関連が不安定だったのも残念だった。(2003年8月発売・生産終了)
機種名撮像素子
面積比較
最高解像度
面積比較
レンズ開放F値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度角度可変
モニター
その他
Optio X
Pentax Optio X

1/2.5型

2560×1920
F2.6-F4.836-107mm4〜1/2000秒マクロが結構使える
あらゆる場面で「そこそこ」の写真が撮れる万能機だが、ホールド性・操作性が非常に悪かった。ストロボ禁止がモード変更で解除されてしまう、望遠側がやや暗い、などなど、欠点が多いが、貴重なレンズ部可動のメモ帳カメラだった。当時、旅行時に小型機1台しか持てないならこれを持っていく、というカメラだった。発表後2年で、Pentaxは後継機を出すことなく製造中止にしてしまった。社長が「これからはコンパクト機はOEMで、デジタル一眼レフに集中する」というような発言をしていたが、今ではデジタル一眼レフも青息吐息状態で、撤退目前。しっかりした志と確かな開発目標があれば、もっと頑張れたのではないだろうか。ペンタックスには、周囲の動向を見て右往左往するのではなく、独自の生産者魂を持ち続けてほしい。(2004年9月発売・生産終了)
機種名撮像素子
面積比較
最高解像度
面積比較
レンズ開放F値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度角度可変
モニター
その他

Nikon COOLPIX S10

1/2.5型

2816×2112
F3.538-380mm2〜1/1000秒手ぶれ補正機能
F値が3.5という暗さなので、本来はここでは取り上げないところだが、ボディ分割回転型として最後のモデルとなったことと、このタイプのコンパクト機に初めて手ぶれ補正機能がついたということで、ここに紹介を残しておきたい。全滅状態だった回転型ボディを勇気を持って復活させてくれたことは嬉しかったが、なぜレンズをF3.5でよしとしてしまったのか、実に残念(ただし全域F3.5なので、望遠側はむしろ明るいといえる)。また、広角側が38mmでは、せっかくの回転型ボディを生かした面白い構図にも限界がある。なんとも中途半端な設計は疑問だらけ。フラッシュなしでは使えないことを承知でからか、自動赤目補正だのなんだのと余計なところに手を入れていた。そんな腰の引けたことではなく、望遠側をスッパリ諦め、ガツンと明るい広角28mm単焦点レンズモデルとかにしてほしかった。
で、当初の懸念どおり、あっという間に生産終了し、後継機も出なかった。これを最後に、ついに市場からボディ分割回転式(スイバル)コンパクト機は消えてしまった。
在庫最後の店頭実売価格は2万8000円ほどだった(2008年4月)。
(2006年9月発売。生産終了)


『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社講談社現代新書) 『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社現代新書 カラー版 税込987円)
  be連載の『デジカメのキモ』で扱った写真をすべてカラーで使い、「デジカメ界の間違った常識・思いこみ・誤解」に切り込む。楽しい写真を眺め、ぐいぐい読める読み物として楽しみながら、読了後にはデジカメ撮影の腕が劇的に上がっているという、一粒で三度おいしい本。
発売初日にたちまち重版決定!    Go!Go!(立ち読み版はこちら)

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<更新記録>
(2012年9月20日)
フジのX-S1を加えました。
(2011年1月16日)
コンパクト機のお勧めページから切り離しました。



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