たくき よしみつ の 鐸木能光のデジカメ・ガバサク談義 デジタルストレス王

デジタル一眼を買う前に読む!(2014年夏編)

「デジタル一眼」というジャンルはもはや消えた?

(2014/06/12 updated)
「デジイチ」「デジタル一眼」というカメラジャンルは、もはや概念として古くなりました。
「レンズ交換式カメラ」というのが適当でしょうか。
レンズ交換式カメラは、今では次の3ジャンルに分けて考えることが必要です。

  1. フルサイズ高級機……従来の35mmフィルム1コマと同じ面積の撮像素子を持ち、かつてのフィルムカメラのレンズが使える
  2. APS-Cサイズ普及機……当初はデジタル一眼といえばこれのこと。撮像素子は35mmフィルムの約半分(APS-Cと呼ばれるサイズ)。従来の35mmフィルムカメラのレンズを装着可能だが、画像の周辺が切り取られるので見かけの画角が1.5倍程度になる
  3. フォーサーズ機(第一世代)……撮像素子の面積規格が曖昧なAPS-Cモデルに決別して、きっちりとした新規格を作り、専用レンズを使う。見かけの画角は約2倍になる
  4. ミラーレス小型機……光学式ファインダーを切り捨て、液晶ファインダーなどを採用することでボディの小型化を図った新規格のレンズ交換式カメラ。メーカーによって、以下のような規格に分かれる


……ということで、実にややこしいことになってきました。
ガバサクとしては、これを大きく分けて、

1)フルサイズ機
2)従来のAPS-Cモデル
3)ミラーレス新規格小型機

の3つに分けて考えていきたいと思います。

製品写真を含め、このページに使用している画像は各メーカーサイト、広告宣伝用ページから引用しています)

1 フルサイズ機

sony α7s これは価格も高いので、基本的にはプロやハイアマチュアカメラマンの道具と考えます。
このレベルのかたがたには、ガバサク流としては何も申し上げることはありません。みなさん十分に、ご自分の目的を認識し、流儀を確立されていると思います。
ただ、ひとつ注目したいのは、ニコンのフラッグシップモデルであるD4が、フルサイズ撮像素子でありながら、最大画素数を4928×3280ピクセル(1616万3840画素)に抑えているということです。
1画素あたりの面積がいかに重要かをニコンが認識しているという証拠です。
ちなみに現在、1/2.3型CMOSで1800万画素という撮像素子を使っているコンパクト機が多数あります(ニコンでも出しています。COOLPIX S9500 など)が、1/2.3型というのは約6.2×4.6mm。フルサイズは36×24mmですから、フルサイズの30分の1の面積しかありません。同じ1600万画素なら1画素あたりの面積が30倍違うということです。
2014年6月に発売されたSONYのα7s(上画像=Clickでアマゾンのページ)にいたっては、有効画素数約1220万画素ですから、1画素あたり約40倍違います。
α7がISO100-102400(拡張ISO50-409600)という、まるで暗視カメラのような超高感度を誇るのは、この「1画素あたりの面積」における圧倒的な性能差によるものです。
コンパクト機の1/2.3型CMOSにフルサイズCMOS以上の画素を詰め込むことが馬鹿げている以上に、それより小さな撮像素子のケータイの内蔵カメラに1400万画素だの1600万画素だのというスペックがいかに自暴自棄?なものか、説明するまでもないでしょう。

   

2 従来のAPS-Cサイズモデル

ニコン D5100 かつて「デジタル一眼」といえばすべてこれでした。それでも高価で手が出なかったのですが、今ではコンパクトデジカメより安いデジタル一眼もあります。
このジャンルのカメラの最大の魅力は「安価さ」です。
また、タムロンやシグマなどのレンズ専門メーカーから、多数の魅力的なレンズが出ているのが強みです。
こうした欲張りだけどズボラでもある、ガバサク的な方針には、フルサイズ機よりも使いやすいカメラと言えるでしょう。
もう少し詳しく説明すると、 といった理由があげられます。

で、選ぶとすると、まずら角度可変のライブビュー液晶モニター搭載モデルをお勧めします。
レンズ一体型小型機ではバリアングルモニター搭載モデルはほとんどなくなりましたので、どうせ重いデジタル一眼を使うならバリアングルモニター搭載モデルを、ということです。
また、小型機ではバリアングルモニターではなくてもある程度斜めからモニターをのぞき込めますが、でかいデジタル一眼では困難です。バリアングルモニターが搭載されていれば表現の幅が一気に広がります。
特に、背景をぼかした接写や屋内での物撮り、ポートレート撮影などにこそデジイチが必要なので、バリアングルモニターは威力を発揮します。
ソニー、ニコン、キヤノンにはバリアングルモニター搭載機がありますが、ペンタックスは一貫してモニターは固定式のものしか発表していません。
手ぶれ防止機能については、ボディ側に搭載するソニー、ペンタックスに対して、ニコンとキヤノンはレンズ側に組み込むというポリシーの違いもあります。レンズ側に搭載されているほうが性能がよいという評価もありますが、ボディ側についていると、フィルムカメラ用レンズを含めてあらゆるレンズに有効です。

私が現在使っているのはソニーのα300とペンタックスのK100Dです。どちらもかなり古く、画素数を抑えているモデルで、特にK100D(610万画素)は、昨今のコンパクト機の半分の画素数ですが、1画素あたりの面積が大きいことのメリットを感じられる貴重なデジタル一眼レフになりました。室内での人物撮影などには非常に重宝しています。ただし、バリアングルモニターではないことと、動作が不安定(大容量SDカードで千枚以上連写するような撮影だとデータが飛んだりする)なことが致命的。

以上の条件を満たすカメラとしては、
中古でしか入手できませんが、価格の点やレンズの入手しやすさの点で、ニコンD5000、D5100は今でもお勧めです。
D5000は1290万画素、5100は1620万画素で、ガバサク流としては画素数の少ないD5000のほうに好感を持っています。
これと組み合わせるレンズは、タムロンの18-270mmとシグマの30mm/F1.4。
この2本をまず揃えると、たいていのものが撮れ、かつコンパクト機では実現しない写真が楽しめます。




     
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結論 ガバサク流お勧めの一眼はこれ!


ニコン D5000お勧め


SONY α57お勧め


キヤノン EOS Kiss X7i
バリアングル液晶。この後のD5100で1600万画素に上がってしまい、その後は画素数増やし路線に堕落してしまったニコン……。1290万画素(総画素数)に抑えられた最後のモデル。 2009年5月発売。製造終了。
Amazonで調べる
画素数1610万の最後のカメラ。2000万画素超えの後継機α58が出てついに1600万画素のカメラが消えてしまった。バリアングル液晶搭載。
Amazonで調べる
キヤノンはだいぶ前から1800万画素が最低になってしまった。1220万画素のKiss X50は画素数の少なさが魅力だが、液晶が固定式なのが残念。1800万画素で諦める(多すぎると思うが……)なら最新モデルということで。
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カメラの画像をクリックするとメーカーサイトに飛びます。
以下はすべて旧モデルです。流通状況や価格は、アマゾンコムへのリンクを張りました。アマゾンで最新情報をご確認ください。
機種名撮像素子撮像素子面積
÷最高解像度
手ぶれ補正機構液晶モニター寸法・重量実売価格
ニコンD5000

一推しNikon D5000
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23.6×15.8mm
CMOS
3.05



4288×2848
約1221万画素

(レンズ側に内蔵させる発想)

ダブルズームキットの
望遠レンズには内蔵
2.7型
約23万画素
◎バリアングル
127×104×80mm
560g(本体のみ)
ニコンの一眼レフにもバリアングルモニター搭載モデルがある。しかも、SONYのように上下だけでなく、左右にも角度が変えられるタイプ。画素数は1230万画素で普通の撮影なら多すぎるほどだが、今やほとんどのデジイチが2000万画素超えになってしまったので、階調の深さなどの点では有利。後継機種のD5100(これも生産終了)は1600万画素台になってしまった。さらに今のニコンのデジイチは、フラッグシップモデルのD4以外は全部2000万画素超えになってしまったのが非常に残念。
ダブルズームキットはAF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR」と望遠ズームレンズ「AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 55-200mm F4.5-5.6G(IF)」のセットだが、標準ズームは室内では暗すぎるし、望遠ズームは広角端が82mm相当になるので、つけっぱなしだと使いづらい。ここは、標準ズームだけのキットで買って(ボディ単体で買うのと3000円くらいしか違わないことが多いので)、タムロンの長大ズボラレンズをつけるのが正解。シグマの30mm/F1.4などもほしいところ。
コストパフォーマンス的には今でも一推し。
機種名撮像素子撮像素子面積
÷最高解像度
手ぶれ補正機構液晶モニター寸法・重量実売価格
sony α57
 推薦 SONY α57 SLT-A57
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23.5 x 15.6mm
CMOS 
2.29



4912x3264
約1600万画素
3.0型
約92万画素

○ チルト式
132.1×97.5×80.7mm
539g(本体のみ)
2012年4月発売。生産終了。ソニーのαシリーズは可動式液晶モニター搭載モデルを早くから発売していた。ニコンに比べてちょっと価格が高いのが難点だが、生産終了したばかりの新しい製品で性能もよい。お勧め。 Amazonで調べる
機種名撮像素子撮像素子面積
÷最高解像度
手ぶれ補正機構液晶モニター寸法・重量実売価格
キヤノン EOS 60D
  Canon EOS 60D
Amazonで調べる

22.3×14.9mm
CMOS 
1.85



5184×3456
約1800万画素
3.0型
約104万画素

○チルト式
144.5×105.8×78.6mm
675g(本体のみ)
キヤノンでもようやく可変モニター搭載モデルを出してきた。最新モデルKiss X-7iと画素数は同じ。Kissシリーズ以外では最後の1800万画素モデル。価格的にこなれていればお買い得。   Amazonで調べる

以下は何世代も前の生産終了品ですが、中古が格安で入手できる場合があり、参考までに掲載しておきます。破格値であればまだまだ十分魅力的

機種名撮像素子撮像素子面積
÷最高解像度
手ぶれ補正機構液晶モニター寸法・重量実売価格
α33レンズキット
SONY α33
Amazonで調べる

23.4mm×15.6mm
CMOS 
2.60



4592x3056
約1400万画素
3.0型
約92万画素
○チルト式

ファインダーは電子式
有効画素数115万2000
124.4x 92x84.7mm
433g(本体のみ)
2010年9月発売。最大の特徴は、「一眼レフ」の語源でもある「レフ」部分をなくし、ファインダーを光学式ではなく電子式に変更した点。光学式ファインダーは一眼レフの大きな魅力とされていたが、老眼が進む中高年カメラマン(私もそう)には細かいことより使い勝手のほうが大切。しかも、APS-Cサイズのファインダーは見え方が小さかったので、100万画素を超える解像度の電子式ファインダーになったことでのデメリットより、高速連写や高速AF、ミラーがパタパタする音からの開放といったメリットをとるという考え方は納得できる。
ハイビジョン動画撮影も可能となったが、CMOSが高熱を帯びるため、メモリーカードへの計算上の記録限度よりも早く、自動的にOFFになってしまうという欠点を抱えている。(ただし、これはコンパクト機などでもよく起きる現象で、本機特有のものではない)
撮像素子はCMOSになったが、解像度1420万画素は不要だろう。それでも今の機種ではいちばん少ないほう。中古で安く出ていれば面白い。
機種名撮像素子撮像素子面積
÷最高解像度
手ぶれ補正機構液晶モニター寸法・重量実売価格
D40
Nikon D40ダブルズームキットII
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23.7×15.6
CCD
6.15



3008×2000
(約600万画素)


ダブルズームキットの
望遠レンズには内蔵
2.5型
約23万画素
126×94×64mm
475g(本体のみ)
画素数を抑えたモデルとして使いやすいD40は、ほとんど「歴史的モデル」と呼べるほど古くなってしまったが、製造中にかなりの数が売れたので、今でも中古などが安く手に入る可能性が高い。ダブルズームキットIIは、AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II とAF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G(IF)という2本のズームレンズがついているセット。望遠ズームレンズのほうには手ぶれ補正機構も内蔵されている。安く入手できればこのキットでもよいが、ボディだけ入手して、手ぶれ防止機能とAF用モーターを内蔵したタムロンのズボラレンズと組み合わせるのがベスト。
ただし、現在はあたりまえになっている動画撮影機能やライブヴュー機能がないので、その点は割り切りが必要。
D40はボディにAF用モーターが内蔵されていないので、AFモーター内蔵レンズでしかAFが利かない。レンズ選びのときには注意。さらには、レンズ側に手ぶれ防止機能がついていることも確認したい。  Amazonで調べる
機種名撮像素子撮像素子面積
÷最高解像度
手ぶれ補正機構液晶モニター寸法・重量実売価格
D3000レンズキット
Nikon D3000
Amazonで調べる
23.6×15.8
CCD
3.72

3872×2592


ダブルズームキットの
望遠レンズには内蔵
3.0型
約23万画素
126×97×64mm
485g(本体のみ)
D40の後継機種的存在。まだCCDが主流だった頃の良心的設計モデル。選択の基準はD40と同じで、安ければOKという割り切り。1000万画素のCCDを搭載したモデルはこれが最後になってしまった。最近のCMOSの性能はかなりよくなったとはいえ、ある程度光量がある場面ではCCDのほうがシャープで階調の高い映像が撮れる傾向がある。CMOS搭載のD5000よりは、CCDのD3000のほうがきれいな写真が撮れると感じるユーザーは多い。1000万画素CCD機最後のモデルとして貴重な存在。
ダブルズームキットIIは、AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G II とAF-S DX Zoom Nikkor ED 55-200mm F4-5.6G(IF)という2本のズームレンズがついているセット。望遠ズームレンズのほうには手ぶれ補正機構も内蔵されている。安く入手できればこのキットでもよいが、ボディだけ入手して、手ぶれ防止機能とAF用モーターを内蔵したタムロンのズボラレンズや明るいシグマのレンズと組み合わせるのがベスト。D40同様、ボディにAF用モーターが内蔵されていないので、AFモーター内蔵レンズでしかAFが利かないので注意。  Amazonで調べる

3 ミラーレス小型機の考え方

ミラーレス小型機は、現在、撮像素子の大きい順に、次のように分かれています。


フルサイズ APS-Cサイズ マイクロ
フォーサーズ
ニコン1
(CXフォーマット)
ペンタックスQ
(1/2.3型)

このうち、ペンタックスのQシリーズは現時点ではコンパクト機としても小さい1/2.3型CMOSを使っているので論外とします。

で、SONYのα7シリーズ(フルサイズ)を除いていちばん大きなサイズであるAPS-C サイズには、
という規格があって、それぞれ互換性はありません。撮像素子サイズも微妙に異なります。
レンズはそれぞれの新規格のものを使うことになりますが、専用のマウントアダプターを装着すると、各社の従来のマウント規格のレンズが装着できます。見方を変えると、このために同じAPS-Cサイズでありながら各社が共通規格を作れなかったのでしょう。
アダプターを装着すると見た目のバランスも悪く、小型化した意味がなくなるのですが、レンズ資産を無駄にしないという意味では有効です。
逆に言えば、アダプターを装着して従来のレンズを使えるのであれば、従来のAPS-Cサイズモデルを新たに購入する意味が薄れるとも言えます。

これらのカメラはやはり専用の小型化されたレンズを使ってこそのものだと思いますが、そのレンズがまだまだバリエーションが少なく、どれもかなり高価なのがいちばんの弱点でしょう。
暗いレンズをつけるくらいなら、F1.4-2.3というとんでもなく明るいレンズを搭載した小型一体型のLumix LX7や、1型撮像素子を使ったSONYのDMC-RX100などを使ったほうが、よほど使いやすいですし、クオリティも十分な写真が撮れますから。

あるいは、価格を考えれば、安い従来のAPS-Cモデルを複数所持して、よく使うレンズをつけっぱなしにして、カメラごと使い分ける……という方法のほうがよほど効率的、コストパフォーマンスに優れるような気もします。
高額な小型機で、高額なレンズをいちいち付け替える必要があるのだろうか? と。

ということで、ガバサク流としては現時点ではまだミラーレス小型機には食指が動きません。
選ぶとしたらソニーのNEX-5RかフジのX-M1ダブルレンズキットですが、詳細は⇒こちらのページで

ひねくれた目で見ると、マイクロフォーサーズを含むミラーレス規格が乱立したおかげで、従来のフォーサーズ機の存在価値がぐっと下がってしまいました。
APS-Cモデルに比べるとかなり高価だったフォーサーズ機や従来のフォーサーズレンズ群が、価格を下げてくるようであれば、敢えてそれを買うということもアリかもしれません。
フォーサーズ機は性能がカッチリまとまっていて、使いやすいものが多かったので、価格がこなれればそれなりに魅力は残っていると思います。
例えば↓ アマゾンでは中古がレンズキットで3万円を切っています(2013年8月25日現在)。高級コンパクトより安い値段ですね。
機種名撮像素子撮像素子面積
÷最高解像度
手ぶれ補正機構液晶モニター寸法・重量Amazonで調べる
パナソニックG2K
Panasonic DMC-G2 
Amazonで調べる

フォーサーズ(17.3×13.0)
CCD
1.87
4000×3000
3.0型
約46万画素

◎バリアングル
124mm×83.6mm×74mm
371g(本体のみ)
2010年4月発売。マイクロフォーサーズ仕様では、後継機種GH2が出て価格が下がったG2が狙い目。ハイビジョン画質動画が撮れるのが売り。
フォーサーズは画質がシュアなので、スペック以上の満足感が得られる。マイクロフォーサーズや各社のミラーレス機新製品が続々出てきた今こそ、従来のフォーサーズ機を安く買うのはひとつの手かもしれない。まめに価格をチェックして、そのときのお買い得モデルをうまく見つけるとよい。  Amazonで調べる

というわけで、各社がミラーレス小型機戦争に突入した今も、コストパフォーマンスを重視するガバサク流としては、一眼については従来のAPS-Cモデル+社外製レンズの組み合わせをお勧めします。
要するに、従来型フォーサーズも含めて、今しばらくは価格を基準にして選び、気軽に楽しめればいいと思うのです。
マイクロフォーサーズのパナソニックG2のレンズキットなどは、安ければ、ビデオ記録が多い人にはいい買い物になるかもしれません。


ズバリ! お勧めの組み合わせレンズはこれ

画素数を抑えたモデル+ズボラレンズ+明るい単焦点レンズという公式。最初からレンズも予算に入れておくことが大切です。
いいレンズは高いのです。

タムロンの18-270mm & シグマ30mm/F1.4 があれば、そうとう遊べる

タムロン18-250mm
TAMRON 18-270mm F3.5-6.3 Di2 VC PZD
Macro デジタル専用

ニコン用、キヤノン用、ソニー用あり
タムロン 18-270mm/F3.5-6.3
ガバサク流がお勧めする通称「ズボラレンズ」。28-420mm相当という、従来の一眼レフ用としては考えられなかったロングレンジのズーム。しかも、なんの切り替え操作もなくマクロ撮影もできるという万能レンズ。便利な分、画像が甘くなるのは致し方ないと割り切って使う。便利さが画質探求を上回る。
各社マウント用があるが、ニコンD40やD3000など、ボディにAF用モーターを内蔵していないカメラに取り付ける場合は、AFモーター内蔵タイプであることを確認すること。

シグマ 30mm F1.4 EX DC/HSM
(各社マウント用あり)
ニコン用
キヤノン用
ペンタックス用
ソニー用
シグマ 30mm F1.4 EX/DC
単焦点標準レンズ。F1.4の明るさを持つデジタル一眼専用レンズは稀少(というか、現時点ではおそらく唯一の存在)。フォーサーズも含めて全社マウント用あり。HSM搭載モデルは、ボディにAF用モーターを内蔵していないNikon D40 や D3000 でもAFが可能。φ76.6mm x 59mm。430g。

     ニコン用    キヤノン用    ペンタックス用    ソニー用
SONY 50mm/F1.8 SAL50F18
ソニー DT 50mm F1.8 SAM SAL50F18 SAL50F18
SONY 50mm F1.8 (SAL50F18)
単焦点中望遠レンズ。F1.8の明るさを持つαマウントのAPS-C用デジタル一眼専用レンズで、価格が非常に安いのがありがたい。暗い室内でフラッシュなしでの撮影でも、F1.8の明るさのおかげでかなり使える。φ65.5mm×43mm。220g。実売価格は1万7000円前後。ソニーのαシリーズのユーザーは注目。

4 「レンズ交換」せずに高画質を求める

最後に、レンズ交換式カメラではありませんが、2/3型CMOSながら、24mm~624mm、F2.8-5.6という驚異的なズーム域を誇るレンズ一体型カメラ、フジフィルムのX-S1を紹介しておきます。
APS-Cの安いボディに28-405mm相当のズボラレンズ(F3.5-6.3)と30mm/F1.4の単焦点レンズ(45mm相当)という従来のお勧め路線よりも上を行くズーム域を持つレンズを持つカメラ。
2/3型というのは、かつてのソニーF707やコニカミノルタA200など、レンズ一体型中級機が内蔵していたCCDと同じサイズです。
X-S1はCMOSですが、流行の裏面照射型にはせず、敢えて表面照射型CMOSにして色の濁りを抑えようとしているようです。液晶ファインダーとライブビューモニターの併用ができるのも便利です。超望遠撮影ではモニターを見ながらですとなかなかターゲットがつかまらないですから。
なによりも、レンズを交換しなくても広角から超望遠、さらにはマクロまで撮れて、液晶モニターは可変角度。ほぼ理想的な万能機と言えるでしょう。
これが出てきたことによって、ガバサク流が提唱していた「このへんで手を打つ」という苦肉の策(APS-C+ズボラレンズ)ではなく、「これで全部OK」という選択が出てきたということはすばらしいことです。
画質はAPS-Cの一眼に負けますが、貴重な存在。
機種名撮像素子撮像素子面積
÷最高解像度
手ぶれ補正機構液晶モニター寸法・重量Amazonで調べる
オリンパス Stylus1
オリンパス Stylus1 
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1/1.7型(7.6×5.7)
CMOS
0.36

3968×2976

レンズシフト式
3.0型
104万画素

◎角度可変

ファインダーは0.47型
約144万画素
視野率100%
116.2× 87× 56.5mm
402g(バッテリー含む)
撮像素子は小さいが、その分、カメラ全体のサイズが小さく抑えられている。レンズは全域でF2.8を実現。このコンパクトさでサンニッパの世界を実現していることが素晴らしい。
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X-S1
フジフィルム X-S1 
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2/3型(8.8×6.6)
CMOS
0.48

4000×3000

レンズシフト式
3.0型
約46万画素

◎角度可変

ファインダーは0.47型
約144万画素
135mm×107mm149mm
905g(本体のみ)
かつてのFinePix S100FSと同等のコンセプト。超弩級ボディで誰が見ても一眼レフなのだが、実体はレンズ一体型。FinePix S100FSよりさらにズーム域を拡大し、「タブーのジャンル」にただ一社再挑戦。
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『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社講談社現代新書) 『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社現代新書 カラー版 税込987円)
  be連載の『デジカメのキモ』で扱った写真をすべてカラーで使い、「デジカメ界の間違った常識・思いこみ・誤解」に切り込む。楽しい写真を眺め、ぐいぐい読める読み物として楽しみながら、読了後にはデジカメ撮影の腕が劇的に上がっているという、一粒で三度おいしい本。
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