たくき よしみつ の 鐸木能光のデジカメ・ガバサク談義 ガバサク談義

SONY α350で決定か?!

これならほぼすべての条件を叶えている!

パナソニックDMC-L10、オリンパスE-3は、使えそうなレンズと組み合わせるとどちらも20万円はかかる。フォーサーズなので背景のぼけ方を重視する人には向いていない、というのは、すでに書きましたが、APS-CサイズCCDのデジタル一眼レフカメラでもついに出ましたね。SONYのα350。
私はSONYマウント(旧ミノルタマウント)のレンズは1本も持っていませんが、これならレンズから揃えてもいいかなと思い始めています。
SONY α350液晶モニターがチルトする ライブビューができる、モニターがチルトする、ボディに手ぶれ補正機能が内蔵されている……という、デジタル一眼レフカメラに求めていた機能がすべて揃っています。しかも、フォーサーズではなく、レンズを幅広く選べるAPS-CサイズCCD。フォーサーズの倍のCCD面積は、解像力で有利なだけでなく、背景をしっかりボケさせるのにも有利です(「ボケ重視派」には、背景をぼかしずらいフォーサーズは選びにくい)。
気に入らないのは1420万画素という画素数で、子供の喧嘩じゃあるまいし、なにもそんなにムキにならなくても(むしろ画素数を増やしたための弊害のほうが多いだろうに)……と思うのですが、まあ、これも、他の長所を考えれば目をつぶりましょうか。
で、気になる値段が、ボディは7万円台(2008年3月時点)、18-200mm/F3.5-6.3の高倍率ズームのついたキットが約12万円。これはオリンパスE-3やパナソニックLC10に比べて6割くらいの価格ですから、大きな魅力です。
また、SONYのDT 18-250mm F3.5-6.3 SAL18250が実売5万8000円くらいですから、これと合わせても13万7000円くらい。
TAMRONのAF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical [IF] Macro (Model A18) (SONY用)が4万6000円くらい(もしかしてOEMで、中身は同じ?)なので、これと組み合わせれば12万5000円くらい。これに、シグマの30mm/F1.4の単焦点レンズを持てば、当面はほとんどのシーンでOKでしょう。
現時点で、この組み合わせは最強ではないかと思います。

広域ズームレンズと組み合わせた購入ガイド

レンズ実勢価格(本体と合計)サイズ(口径×長さmm)重量解説
タムロン 18-200mm34800円(113500円)73×84398gSONY純正高倍率レンズキットとほぼ同一内容
SONY 18-200mm47200円(120000円)73×86mm405gレンズ単体の実勢価格は47200円だが、キットで12万円
タムロン 18-250mm45500円(124200円)73×84mm430gSONYの純正レンズとほぼ同一内容
SONY 18-250mm57700円(136400円)73×86mm440gタムロンよりわずかに重いだけで同一スペック
ο実勢価格は2008年3月時点での最安値(価格コム調べ)
οボディ本体価格は78700円で算出。SONY18-200mmは高倍率レンズキットの価格
οF値はすべてF3.5-6.3
ο最短撮影距離はすべて45cm
οフィルター口径はすべて62mmφ
οレンズ構成は18-200mmが13群15枚、18-250mmが13群16枚
価格はこれからどんどんこなれていくでしょう。お勧めはタムロンレンズとの組み合わせ。SONY純正レンズとの組み合わせより安くなります。
(2008年10月24日追記)
結局、画素数の多さが気になり、α350は買い控えました。
これは正解でした。その後すぐに、画素数を落としたα300が出たからです。
α300は目下、私のメインカメラになっています。
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