『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社講談社現代新書) 立ち読み版

『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社講談社現代新書) ◆ 書 名:『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社講談社現代新書)

   種 別:新書 194ページ
   著 者:たくき よしみつ
   版 元:講談社、2009.06
   価 格:940円+税
   ISBN :978-4-06-287963-7
   


4刷4万部の快進撃
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内容紹介

■はじめに

 デジカメの世界には、大きな嘘や迷信、間違った「常識」がはびこっています。
 その最たるものはカメラの高画素化競争でしょう。今の技術で500万画素のCCDを作れば、確実に1000万画素のデジカメより「きれいな写真」が撮れるのに、メーカーは「結果的に写真が汚くなる」ことを承知の上で、無理な高画素CCDを開発し続けています。
 理由は単純で、高画素をうたったほうが「売れる」からです。結果として、ユーザーは本来実現できる性能以下のカメラを買わされているわけで、技術者にとってもユーザーにとっても、これほど馬鹿げた不幸はありません。
 一方、多くのデジカメユーザーは、「面倒なことは知りたくない。シャッターを押すだけできれいな写真を撮りたい」という願望を強く抱いています。
 これは基本的には間違っていません。しかし、マナーモードを知らずに携帯電話を使ったり、エンジンブレーキを知らないで車を運転する人はあまりいません。
 デジカメは魔法の小箱ではありません。人間がそこに何らかの関与をすることで、写真の出来が大きく違ってくるからこそ、趣味としても奥が深く、長く楽しめるのです。
 ごく簡単な仕組みを知り、工夫するだけで、見違えるような写真が撮れるのに、それをしないのは実にもったいないことだと思いませんか。
 本書は、朝日新聞be紙上で2007年3月から2008年9月まで、80回に渡って連載した『デジカメのキモ』をベースにして、大幅加筆したものです。この連載中、常に念頭に置いていたのは、「デジカメ写真の世界にはびこる単純な嘘・迷信・誤解の呪縛を解いていくことで、デジカメ本来の楽しさを取り戻したい」という思いです。その思いは読者のみなさんにも通じたようで、画素数や明るいレンズの話では、特に反響があったと、担当者から聞いています。
 これらは決して難しい話ではありません。
 ふんだんに使ったカラー写真を楽しみながら、気軽な読み物としてページをめくっていってください。読み終えたとき、あなたのデジカメライフは大きく変わっていることでしょう。


■目次

第一章 嘘がまかり通るデジカメの世界

デジカメをダメにした高画素信仰
高画素化で写真はかえって汚くなる?
デジカメの進歩は「ごまかし技術」の進歩?
200万画素時代の幸せ
「自然な発色」ってなんですか?

第二章 間違いだらけのカメラ選び

「メーカーブランド」信仰の幻想
消えてしまったバリアングルモニター
一眼レフのよさとは
デジタル一眼は3種類ある
手ぶれ補正機構はボディ側? レンズ側?
セット販売レンズで室内撮影は無理
35mmフィルム用単焦点レンズを使う
本当にデジタル一眼が必要なのか?

第三章 デジカメは「買ったまま」使うな!

初期設定を変えよう
デジタルズームは当然OFF
「手ぶれ補正機構」はもはや必須アイテム
オマケのハンドストラップは捨ててしまおう
明るい場所でこそフラッシュを使え!
シーンモードは本当に「親切設計」か?

第四章 「ガバサク理論」で写真が激変する

デジカメとハサミは使いよう
ガバッと大きく撮れ!
望遠ズームで大きく写せ!
暗い場所では「念写」せよ
「お散歩写真」のススメ
条件を変えてたくさん撮れ

第五章 デジカメ達人への第一歩

人物撮影のキモ
風景をもっと楽しい写真に
面白写真は広角で撮れ
夜の面白写真はこう撮る
ガバサク流に必要な道具

第六章 自由自在にカメラを操る

逆光を怖がらずに生かせ
オート露出を信用するな
オートブラケットを使い倒せ
暗い場所でもマイナス補正をする理由
ISO感度を変えて撮る場合の注意点
背景をぼかしてプロっぽい写真を撮る
本格的ポートレート撮影に向いたレンズとは
プロに近づく「物撮り」のキモ
撮りづらいものを撮る楽しさ

第七章 撮った写真はサクッと直す

フリーソフトでサクッと直す
横の写真を縦に切る(トリミング)
トリミングはズームアップでもある
ガンマ補正で明るく
彩度・コントラストを上げる
シャープフィルターは最後に
邪魔なものを消す、ないものを付け加える
フィルターで遊ぶ
サクッと直せなければ長続きしない
Exif情報は「ガバサク流」のよき教師


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