◆日記 00/05/01




今日の放哉


御輿と狛犬



 2000/08/15 祭りの真っ最中だった大前神社

 久しぶりに大前神社の狛犬を見に行ったら、祭りの真っ最中だった。
 いきなり御輿が道をふさぎ、車が通れない。警備の人は、苦笑しながら、眺めているだけ。5分くらい、道の真ん中で御輿を押し合っていて、その間、どんどん車の列はつながっていく。
 脇に乗り上げて、こんなとき、あの凶悪な顔の耳デカ狛犬はどうしているんだろうと、石段を登った。
       
石段を登ろうとする御輿。なかなか動かない。

 
石段を登ろうとする御輿

 石段の上も、見物人でにぎわっていた。誰も狛犬には気もとめない。まるでそこには何もないかのよう。
 狛犬はいつものように凶悪な顔で宙を睨んでいた。
 文久元(1861)年9月、石工・栄吉、石取人足穴地村同新田関巻中、穴地邑関惣左エ門らによって建立された世にも珍しい風貌の狛犬。140年経っても、耳が欠けるでもなく、こうして生きている。
 きっと、俺が死んで形を失った後も、この地で毎年、御輿をかつぐ男たちをこの顔で迎えるのだろう。
 
阿の狛犬の周りにも人が集まっていた。カメラに気づいた少女は、このおっさん、何を撮っているんだろうと不思議だったに違いない。




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