↑日高見大戦慰霊祭つう怪しげな行事に参加した。

■日誌 98/9/8 


 8月29日から9月1日まで、関西に行っていた。29日は今年で4回目だという日高見大戦戦没者慰霊祭という行事に参加。
 日高見大戦とは、古代東北の地に平和な社会を営んでいた縄文部族と、侵略者(大和朝廷側の渡来人)との間で闘われた闘争のことなんだそうだ。
 この大戦で、坂上田村麻呂に倒された東北蝦夷の英雄・アテルイとモレの墓が、枚方市の片埜(かたの)神社旧境内(今は売り飛ばしてしまい、公園になっている)にあるというので、毎年夏、この「首塚」の前に集まって慰霊祭を行うというもの。
 今年は加門七海さんの講演会付きということで、20人ほどが集まった。(上の写真ね)
 縄文部族の英雄・アテルイと盟友のモレは、坂上田村麻呂にとらえられた後、802年8月13日、大和朝廷によって斬首されたという。その首がこの地に埋葬されているというのだが、現在は公園となっているこの場所には石が一つ置いてあるだけで、銘文はおろか、説明看板もない。役所も「朝敵」だし、歴史的にも証明されていないとして相手にしないらしい。地元のおじさんが怒っていた。
 もちろん、大昔のことだから、どこまでが事実なのかは分からない。でも、先住民が渡来系の朝廷側に侵略され、その後、うまく取り込まれていったという歴史は概ねその通りなんだろうと思っている。
 日本は単一部族国家で、「神国日本は未だかつて外国から侵略を受けたことがない」などと、とんちんかんなことを言う人がたくさんいるが、アメリカと同じで、先住民が大量殺戮され、征服されたことは間違いない。
 NHKの大河ドラマも、いっそこのへんまで遡ってドラマ化したらどうかな。

↑アテルイ・モレの首塚の前にて。


 30日と31日は、大阪のママさんのオリジナル演歌CDのレコーディング。ママさんのお店は「ファミリーPart1」といって、阿倍野にある。その店の奥にハードディスクレコーダー、dbx、リバーブレイター(モニター用)、小型ミキサーなどを持ち込んで歌入れ。いろいろ考えた結果、スタジオを借りるより、このほうがうまく録れるだろうということになった。結果は上々。音質も問題ない。
 ただ、このレコーディング中、僕の耳がおかしくなり、子音が聞こえなくなるというハプニングが起きた。そのため、作業が数時間中断。内耳の内圧がおかしかったらしい。ミックスダウンのときもずっとその聴力障害が続いていて、ついに耳鼻科に行った。
   1日は帰る前に京都に寄り、知る人ぞ知る、「指名手配の男」高橋克也氏らとしばし歓談。清明神社と釘抜き地蔵、達磨寺を案内してもらった。

↑これが正真正銘の高橋克也氏。本人の強い意志により、ちょこっと処理。
彼の危なすぎる行状は、網頁・電撃エレクトラに詳しい。


 清明神社には、特大の狛犬がいた。残念ながら建立年データがない。また、吽だけで、阿がない。かなり新しいものであることは確か。

↑清明神社の狛犬。他にもう1対いるが、そっちは省略。このどでか狛犬、新しいものだが、気に入った。
 どのくらいでかいかというと、これくらいでかい。↓




☆閑話:
 PCエンブレム工房というところに頼んで、PCケース用のエンブレムを作った。1枚300円。結構楽しめる。↓

↑タワー型ケースにはピッタリ収まる。
 でも、ノートに付けるとちょっと間抜けかもしれない。↓




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