日記 02/03/17



Escape From Spring


桜
 まだ3月も半ばだというのに、桜が咲き始めてしまった。
 3月17日というのは、お袋の誕生日ですね。1928年生まれだから74になったのかな。
 庭では花がばんばん咲き始め、ゴロは今年に入って第2回目の激しい抜け毛で、お腹をこわしている。毛が胃に詰まってしまうのだよね。
3月半ばの庭

 ↑早くもモクレンが満開の庭。
 何年か前の春、精神状態が最悪で、新潟にこもったり、こっちに戻ってきては神経科に通って抗欝剤を処方してもらったりしていた。その頃、新潟で作った曲『Escape From Spring』は、昔よく使ったEm9を基調にした曲で、ずしりと心に響く。これと『Home In The Rain』『2 Note Waltz』の3曲は、死ぬまでに世に出して残しておきたい。そう思いながら、もう数年の時が流れてしまった。2年なのか3年なのか4年なのかももよく分からない。そのくらい、ここ数年は人生が停滞している感じ。
モクレン
↑モクレンは花の命がとても短い。きっと明日には汚く散り始めている。春を待たずに散るのだなあ。
庭

↑ 真ん中に見えているのは、冬の間に切ったニワウルシ(多分)の切り株。背丈が3階建ての建物の屋根より高くなり、これ以上伸びると手に負えないので、命がけで切り倒した。アルミの6連梯子をかけて、それでも届かずに幹を伝ってよじ登り、太い枝に脚をかけながら、不安定な状態でチェンソーを使った。倒れてくる大枝は多分100kgくらいはある。木って、重いんだよな。ちょっと間違えたら、ほんと死ぬかもしれないという作業だった。
切った枝
 ↑切り落とした枝の一部。隣の庭を超えて、2軒隣の庭まで横たわったのを、さらに地上に降りてチェンソーでいくつにも切り刻んだ。搬出も不可能なので、こうして庭に横たわらせている。これだけ太いと、僕の命より長く形を留めているだろうな。  
椋鳥
 今年もベランダにはキジバトが巣をかけて子育てをしているらしいので、このところずっとベランダの戸は開けるのを禁止されてしまった。ほんとに雛がいるのかね。
 椋鳥がキジバトの巣を冷やかしに来た。キジバトの親はしばらくこの二羽のキジバトとにらめっこしていたが、そのうちに根負けしてどこかへ飛んでいってしまった。雛は大丈夫なのかなあ。覗きたいのだが、怒られるので我慢。
 隣の奥さんからは「おたくの鳩ちゃん、巣を作るの下手ね」と言われている。まったくだ。短い斜めになった庇の上に小枝をいくら積んだところで落ちるだけじゃないか。ツバメみたいにガチガチに固めるなら分かるけれど。キジバトの脳みそも知れたもんだな。

一つ前の日記へ一つ前の日記へ     次の日記へ次の日記へ

★タヌパック音楽館は、こちら
★大人の学校・森水学園は、こちら
★タヌパックブックスはこちら


ぼたんここが秘密の集会所   HOME(back to index)



今日の放哉