「夢の家」の隣には、ジャネット・ローレンス(オーストラリア)作の『エリクシール/不老不死の薬』という作品がある↑。
これは土蔵を改造した薬草酒ショットバー。2003年の大地の芸術祭では実際に訪問者たちに薬草酒が振る舞われていたそうだが、現在は見学のみ可能。
悔しいから、フラスコみたいな酒瓶を1本手にとって、栓を開けてにおいだけ嗅いでみた。おいしそ。
夢の家から歩いて1分ほどのところ、道を挟んではす向かいに『収穫の家』(ローレン・バーコヴィツ オーストラリア)がある。おばさんに案内されて見に行く。
これも夢の家同様、廃屋になっていた民家を改造した作品。
家の中には「信濃川」「織物」「風景」「収穫」という4つのテーマ作品が展示されている。
それぞれのテーマ作品より、家の窓や扉が気に入った。
格子とガラス板が基調になっていて、外からの光がとてもきれいに差し込む↓。
2階には、別の作家ロビン・バッケン(オーストラリア)の『米との対話』という光ファイバーを使った作品も展示されているが、これはありがちな発想で今イチ。
途中、驟雨があったりして、管理人のおばさんと結構ゆったり話しながら時間ほど過ごした。
泊まろうとは思わないけれど、まあ、面白い試みではないかなあ。実際、宿泊希望者もいるわけで、世の中には結構物好きが多いらしい(人のことは言えないかもしれないが)。
ディズニーランドで2時間待ちの列に並んでいるより、越後妻有の山奥でこんな体験をしているほうがずっと濃い記憶として残るのでは?
でも、泊まるなら、無難に、川西町のコテージA、B、Cがお勧め。これも大地の芸術祭出品作で、実際に宿泊施設として使われているのだが、棺桶ベッドや宇宙服パジャマ体験はない。
雨も上がったので、さあ、津南町へ。
「ひまわり畑を見るつもりなんですよ」と夢の家管理人のおばさんに言ったら、「もう終わっているかもしれない」とのこと。
まあ、いいや、そのときはそのときで……と、
津南へGO。