デジカメ写真などの画像ファイルを加工・編集するソフトのことをフォトレタッチソフトといいます。プロの間ではPhotoshopがもっとも有名ですが、非常に高価なので(実売価格は7〜8万円くらい)、一般には縁遠いソフトでもあります。
SharakuはPhotoshop同様、さまざまな画像加工ができる高機能ソフトで、しかもフリーソフト。元画像にさまざまな効果を加える「フィルター」機能が充実している他、セル画を重ねるようにして編集するのに不可欠な「レイヤー」機能もあります。
Photoshopは、写真画像の明暗や鮮明度などを細かく補正していく作業にもよく使われますが、Sharakuは、そうした微妙な画質補正よりも、積極的に効果を重ねていき、元画像とはまったく違う印象のアート作品に仕上げるのに向いています。
油彩画や水彩画風にしたり、メタリックな光沢を出したりして、大胆に遊んでみましょう。
フォトレタッチという概念が一般化した現代にデビューしていたら、アンディ・ウォーホールなどはあれほどの成功を収めただろうか、などと、ふと思ってしまいます。「なんだ、レタッチしただけじゃん」と、まったく相手にされなかったかもしれません。
ということは、あなただって、今ならウォーホールのような作品は作れるわけです。デジタルモダンアートは、技術に関係なく、誰もが楽しめる趣味になりました。定年後の趣味としても面白いのではないでしょうか? 気軽に挑戦してみましょう。
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