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第18回 GOOGLEツールバー
検索エンジンの革命児GOOGLE
検索サイトといえばYahoo!だと思っている人がたくさんいます。Yahoo!はITバブルの象徴でもありました。
Yahoo!の出発点は、数あるWEBサイトの中から、おすすめのサイトをリストアップして、効率よくWEBを使えるようにしよう、ということだったと思います。
Yahoo!の原点は、スタッフが実際にサイトを見て、よいと思ったものだけをリストアップしていく、というものでした。「ディレクトリ検索」といって、ジャンル別に調べたいものをたどっていく方式です。
しかし、WEBサイトの数があまりにも増えたために、そんな手動方式ではとても需要に追いつかなくなりました。登録する先から消えていくサイトも後を絶たず、Yahoo!で調べてアクセスしようとすると「NOT FOUND」になることもしばしばです。検索サイトの主流が、手動のディレクトリ型から、ロボット型に移っていくのは当然の結果でした。
ロボット型検索サイトとしては、infoseekやgooなどが有名でしたが、GOOGLEが登場してからは、その技術の高さ、検索の速さに世界中が驚きました。ネット上級者たちはみんなGOOGLEをメインの検索エンジンとして使うようになります。
今では、Yahoo!もBIGLOBEも@NiftyもエキサイトもSONYも、キーワード検索にはGOOGLEの検索エンジンを使っています。つまり、これらのどの検索サイトから検索しても、使っているエンジンが同じですから、同じ検索結果が出ます。
サイトの人気を知るツール?
GOOGLEツールバーは、インストールするとInternet Explorerの上部にGOOGLEの検索窓が常時表示されるようになります。つまり、どんなサイトを見ていても、あるいはローカルファイルを見ていても、いちいちGOOGLEのサイトにアクセスすることなく、その場で即GOOGLEの検索ができるようになります。
GOOGLEはもはや多くの人にとっては辞書代わりですから、このツールバーは非常に便利です。
しかし、GOOGLEツールバーにはもうひとつの導入の目的があります。それは見ているサイトの人気度を知る手段を得ること。
上のツールバーは私のInternet Explorerですが、右端に見えている小さな棒グラフのようなものが、GOOGLEにおけるそのサイトの「人気ランク」を示しています。これはasahi.comのTOPページですが、さすがに緑色のバーはほとんど右端に届こうとしています。↑
下はhttp://takuki.com のTOPページ。おかげさまで半分くらい緑色になっていますね。よかったよかった。↓
しかし、多くの個人サイトは真っ白なままです。下はtakuki.com の中にある日記のページですが、ご覧のようにバーグラフは白いまま。つまり、TOPページには結構なアクセスがあるものの、日記のページまでたどり着く人は非常に少ないということを示しています。↓
WEBサイトデザイナーやITビジネス関係者などは、必ずGOOGLEツールバーを入れて、見ているサイトの人気度をチェックしています。
GOOGLEにどうやったら拾ってもらえるか、GOOGLEでの検索ランキングを上げるためにはどうしたらいいか、などを専門にコンサルティングしている会社もあります。
現代では、「検索」はビジネスの基本なのです。
私も仕事柄当然研究していますが、こういうのって、かなりのストレスになります。はい。
ときどき、ツールバーの導入に失敗する人がいます。Internet Explorerの「ツール」→「インターネットオプション」→「詳細設定」の中の、「サードパーティ製のブラウザ拡張を有効にする」にチェックを入れ、再起動してみてください
↓。
他にも、インストールや使い方などの
FAQが
GOOGLEのサイトにありますので、参照してみてください。