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第9回 CzWTime
内蔵時計の重要性
この電脳時代の現代でも、なぜか車の時計とパソコンの内蔵時計はよく狂いますよね。
パソコンの内蔵時計にまったく注意を向けていないユーザーがいます。ひどいのになると、日時どころか年が狂っていたりします。
「パソコンの時計なんて見ないから関係ない」と思うのは大間違い。内蔵時計は、ファイルを管理する上での重要な役割を担っています。
ファイルを作成したり更新したりすると、必ずそのファイルには「タイムスタンプ」が押されます。このファイルは何年何月何日何時何十分何秒に作成され、更新されたという記録です。
ファイルを作成日時順に並べかえ(ソート)ることはよくあります。オフィスの中で複数のユーザーが同一のファイルを編集することもよくあります。こうしたとき、パソコンの内蔵時計が数分狂っていることが致命的なトラブルにつながります。
メールのやりとりでも、メールに押されるタイムスタンプは内蔵時計の時刻ですから、狂っているととんでもないことになります。返信メールのほうが元のメールよりも過去に書かれたなんてことになっていたら、メールの自動振り分けで重要なメールを紛失してしまうかもしれません。
自動起動、自動終了がポイント
というわけで、パソコンの内蔵時計は、いつでも正確に保たなければなりませんが、手動で合わせるのは面倒ですよね。
CzWTimeなら、一度セットしてしまえば、後は定期的に時計を合わせ、自動終了してくれますので手間がかかりません。
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「スタートアップ」フォルダに入れておくのがベストでしょう。Windows起動時にサーバーに時刻を読みに行き、内蔵時計が狂っていれば調整し、すぐに自動終了し、消えてくれます。
「スタートアップ」フォルダは、Windows 98までは、"C:\WINDOWS\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ"というフォルダですが、XPでは"C:\Documents and Settings\All Users\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ" です。
余談ですが、「スタート メニュー」は半角仮名と半角空白、他のカタカナも半角です。なぜこんな馬鹿なフォルダ名にしたのか、未だに憤りを感じます。