最近、
タヌパックデジタル工房で韓国語(ハングル)のWEBサイト制作を請け負いました。
こちらのスタッフにはハングルができる人はいないので、韓国在住のバイリンガルの大学教授にコンテンツを依頼し、HTML化をこちらで行いました。
困ったのはハングルをHTMLに埋め込む作業です。
欧文部分はエディタで編集しますが、そこにハングルを埋め込むか?
結局、ハングル部分を制作した教授はワード文書で送ってきて、それをこちらでリッチテキストに変換し、それをさらに文字コードEUC-KRのプレーンテキストに変換し、それをKajeroというハングルに対応したテキストエディタを使ってHTMLを作るという作業になりました。
このとき、ワード→リッチテキスト→テキスト(EUC-KR)に変換する作業の中で、リッチテキスト→テキストの変換に使ったのがこのRTFコンバータです。
RTFコンバータが扱える文字コードは大変なもので、
Unicodeはもちろん、ヨーロッパ、アジアの各種コード合計84種類!
ざっと紹介すると、
ヨーロッパ諸言語 (西ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、バルト、キリル、ギリシア、トルコなど)
日本語 (シフトJIS、EUC-JP、ISO-2022-JP)
中国語 (GB2312、GBK、GB18030、HZ、BIG5、HKSCS)
韓国語 (EUC-KR、ISO-2022-KR、Johab)
その他のアジア諸言語 (アラビア、ヘブライ、タイ、ベトナム、インド諸言語など)
Unicode (UTF-16、UTF-8)
MS-DOS (ASCII、ラテン1、ラテン2、ギリシア、バルト、キリル、トルコ、ポルトガル、アイスランド、カナダフランス、ノルウェー、ロシアなど)
Macintosh (西ヨーロッパ、中央ヨーロッパ、アイスランド、キリル、トルコ、アラビア、ヘブライなど)
翻訳者はもちろんですが、中国や韓国との取引が急増しているビジネス界でも必携のツールと言えるでしょう。
面倒くさいことせず、全部ワードでやればいいじゃん、という人もいるでしょうが、ワードですとHTMLへの変換作業が難しいのです。ワードが持っている「WEBページで保存」機能は事実上使い物になりません。
テキストベースでの編集が必須なので、どうしてもリッチテキスト形式や他の文字コードのテキストファイル形式に直す必要が出てくる場面もある、ということです。
xyzzyやKajeroなど、多言語を扱えるテキストエディタとの併用でさらに用途は増えるでしょう。