「メールがうまく送れません」「××が起動しなくなりました」……ソフトウェア会社やパソコン販売メーカーのサポートには毎日こうした質問がきますが、そのうちのかなりの割合で、実はウイルス防御ソフトの常駐が原因だったりします。
先日も某パソコンショップのレジで、中年男性が「メモリが64MBだけど、これを使えばいいのかな?」とアンチウイルスソフトの箱を持って店員に訊いていました。あなたがまず買わなければいけないのはそんなソフトではなく、メモリです。その次に必要なのは「パソコンとは何か」をきちんと教えてくれる本です。
そう言いたかったのですがやめておきました。
アンチウイルスソフトの常駐は、ただでさえパソコンの性能を何割か落としてしまいます。私は絶対に使いません。
ウイルスメールは、
- HTMLメールをそのまま開かない
- 添付ファイルを開かない
- サイズの大きなメールはすぐに受信せず一旦サーバーに残して後からチェックする
この3点さえ守れば怖くはありません。
ただ、外出時、ノートパソコンでメールサーバーにアクセスしたときなどは、あまりにもウイルスやspamが多いので、選別する時間が取れません。そんなとき、このVirus Mail Killerを使って事前チェックしておけば、spamを選り分けたりウイルスを選別したりする手間が省けます。
Virus Mail Killerは、上手のようにあらかじめウイルスメールのパターンが記憶されていて、特に設定せずともウイルスメールの事前駆除をしてくれますが、spamの条件設定ファイル(テキスト)を作成しておくと、spamフィルターとしても機能します。今はむしろこっちの使い方のほうがメインになるかもしれませんね。