先に結論を書きます。
- 1型CMOSの超高倍率ズーム機FZ1000の画質は古いα300+ズボラズーム(18-250mm)に圧倒的に負けている
- α6000に18-200mmのズボラズームをつけたいが、Eマウントのズボラズームは高くて手が出ない
- しかし、今や絶滅危惧種となったAマウント、特にAPS-C専用のAマウントレンズは新品でも大幅ダンピングしている(タムロン18-250mmはなんと1万円台で新品が買える)
- であれば、Aマウントの最終形カメラ(α57、α65、α58、α77あたり)を安く手に入れれば、α300時代よりはずっと快適なズボラズーム生活が実現できる
- とにかく安くあげたいならAマウントで揃えるに限る
私は2018年12月に、
ソニーのα57というAマウントのカメラを敢えて購入しました。理由は「安いから」です。
私はかつて、ソニーのα300というAマウント(当時はまだEマウントはありませんでしたが)のカメラを買い、大枚はたいて18-250mm/F3.5-6.3という「これ一本でなんでも撮れる」レンズ(名づけて「ズボラレンズ」「ズボラズーム」)をつけっぱなしにしていました。
そんな無茶なレンズでいい写真が撮れるわけがないといわれそうですが、結構満足していました。何より便利です。
レンズ交換しなくても25mm相当の広角から375mm相当の超望遠まで撮れてしまうのですから。
しかし、α300が性能的に時代遅れになり、同じ性能なら小さくて軽いほうがいい……と、Eマウント、ミラーレスのNEX-5Rを購入。ファインダーがないのはやっぱり失敗だったと分かって、その後、α6000も購入。これと50mm/F1.8単焦点レンズの組み合わせで頑張ってきました。
α6000用にEマウントのズボラズームがほしいとずっと思っていましたが、中古でも程度のよさそうなのは5万円くらいします。
しかし、Aマウントのズボラズームはすでに持っています。しかもズーム域もEマウントの18-200mmに比べて18-250mmと望遠端が勝っています。
これを死蔵させておくのはもったいないので、Aマウントの最終形カメラを安く買えれば、1型CMOS万能機やEマウントのα6000+ズボラズームなどよりずっと安く済む……と気づいたわけです。
結果は大正解でした。
カメラ(α57)は、Amazonで2万2000円でした。きれいな完動品で、文句なし。
かつてα300につけていたSONYの18-250mmズボラズームをつけて撮ると……さすがにα300とは別次元の気持ちよさ。画質はほとんど変わらない(場合によってはα300のほうがいいのでは? と思えることもある)のですが、AFの速さや連写速度などは雲泥の差です。ファインダーの視野角も大きくなって別世界。なんでもっと早く気がつかなかったのだろうと後悔しました。
Aマウントのカメラを今から買おう
ソニーは今後Aマウントで新製品を出すことはないかもしれません。現行製品はα99 II(フルサイズ)とα77 II(APS-C)の2機種のみ。
狙うのはこれではなく、製造終了となって安く売られている旧モデルです。
具体的には、
- α57 1600万画素CMOSの最終形。中古で2万円前後から。
- α58 2000万画素CMOSの最終形。
- α65 2400万画素CMOS。
- α77 2400万画素CMOSで、APS-Cサイズカメラの最上位機種。
の4機種から選びます。α58は性能的に中途半端で、液晶モニターが上下にしか動かない(α57は上下左右に動く)ので最初に脱落でしょうか。
お勧めはα77です。最上位機種なのに、後継機種のα77Ⅱ(APS-CのAマウントモデル唯一の現行機種)が出ていることもあり、程度のいい中古が3万円台から出ています。
ヤフオクよりは、
出店者指導が厳しいAmazonで買うほうが、多少高くても安心です。動作不良が見つかっても、返品が保証されていますし。
