たくき よしみつ の 鐸木能光のデジカメ・ガバサク談義 デジタルストレス王

朝日新聞 reライフ の連載コラムでも紹介した画像ソフトIrfanViewの使い方(2)

(2018/10/07 updated)

IrfanViewの初期設定

IrfanViewの本体とプラグインをインストールし終わったら、IrfanViewを立ち上げ、最初に初期設定を済ませてください。
以下の通りです。


言語を日本語にする


11 IrfanViewを最初に立ち上げると上のような画面になります。ウィンドウの大きさは他のアプリ同様に、ウィンドウの縁をマウスでドラッグすれば自由に変更できます。



12 このままですと、メニューやHELPが英語ですので、日本語化します。IrfanViewは全世界で使われているので、日本語だけでなく数多くの言語に対応しています。日本語化するには、⇒本家のサイトの「language」ファイル一覧リストの中から、Japaneseを選んでダウンロードします。Installer と ZIPファイルがありますが、Installerが簡単です。



13 IrfanViewを一旦終了させ、ダウンロードした日本語化ファイルInstallerを起動させる(ダブルクリックする)と、インストールガイドが現れますので「はい」「次へ」でインストールを完了させます。


14 この画面が出たらインストール完了です



まれにこのような警告が出ることがありますが、たいていの場合、無視しても大丈夫です



15 IrfanViewを再び起動させ、上のメニューバーから、Options⇒Change language... と開きます。



16 言語ファイルの中に先ほどダウンロードしてインストールしたJapaneseが入っているはずですので、それを選んでOKします。このように↓メニューバーが日本語表示に変わったはずです。


こんなときも大丈夫

もし、このような警告が出て変更できない場合は、一旦IrfanViewを閉じて、IrfanViewを「管理者として実行」してください。エクスプローラで C:\Program Files (x86)\IrfanView\i_view32.exe を見つけ、右クリックして「管理者として実行」です。

この警告文の内容は「iniファイルが読み取り専用属性になっているので、属性を書き込みもできるように変更しないとIrfanViewの設定変更はできない」となりますが、これは嘘で、iniファイルはちゃんと読み取り/書き込みOKになっています。Windows7や10ではときどきこうしたトラブルが起きますが、管理者モードで実行していないためです。


IrfanViewのプログラム本体を右クリックして「管理者として実行」を選びます。



設定変更のたびにこの現象が出る場合は、プログラム本体を右クリックして、プロパティ⇒互換性⇒特権レベル⇒管理者としてこのプログラムを実行する、をチェックしておくと、常にIrfanViewは管理者モードで実行されますが、関連づけした画像をクリックしたときもいちいち「コンピュータに変更を許可しますか」ダイアログが出てきて、いちいちOKするのが煩わしいことにもなります。

この現象は64bit版でときどき起きるようです。1つのPCに32bit版と64bit版を両方インストールしている場合も起きる可能性があります。最初から32bit版だけを入れていれば、多分こういう現象は起きないと思います。

ウィンドウモードを変更する

では、IrfanViewで何か画像を開いてみましょう。
エクスプローラから画像ファイルを選んでダブルクリックすると、すでに関連づけが有効になっている場合はIrfanViewで瞬時に開いてくれます。
IrfanViewを先に立ち上げておき、ファイルメニューから開くでも同じです。
デジカメの写真画像などを開くと、今のデジカメは高画素すぎてモニター画面に収まらず、なんだかわからないものが映し出されると思います↓
これでは見づらいので、画像を開いたときの「ウィンドウモード」を設定します。
17 高画素の写真画像などを開くとこんなかんじになるはず



18 表示⇒画像ファイル(ウィンドウモード) を開く。
画像に対してIrfanViewのメインウィンドウをどう変化させるかが10通りから選べます。「ウィンドウを合わせる」にすると、モニター画面に収まりきらない高解像度画像などは全体が収まりきらず、上のようなことになってしまいます。
普段、ウィンドウの大きさ内に自動調整した表示しか見ていない人は、デジカメで撮った写真がいかに巨大な画像であるかを実感できると思います。

しかし、これでは操作しづらくてどうしようもありませんので、お勧めは「ウィンドウより大きい場合、比率で合わせる」です。これですと、最初に広げてあるIrfanViewのウィンドウの大きさは常に一定で、画像がウィンドウより大きい場合のみ、画像のほうをウィンドウに合わせてくれます。
その上の「ウィンドウの大きさに比率で合わせる」にしてしまうと、アイコンなどの小さな画像がウィンドウ枠一杯まで拡大表示されるのでおかしなことになります。


これで巨大な画像もウィンドウ内にきちんと表示できるようになったはずです。

⇒次のページでは、IrfanViewの基本的な操作を簡単に説明します





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