たくき よしみつ の たくき よしみつ(鐸木能光)のデジカメ・ガバサク談義 ガバサク

私が使ったカメラ一覧(2018年10月7日更新)

私はいわゆるカメラマニアではありません。プロカメラマンでも、テクニカルライターでもありません。写真を楽しむ道具としてのデジタルカメラを、極力お金をかけずに、でも、本格的に楽しみたいという姿勢で「日常写真家」を続けてきました。
私が実際に手にしたデジタルカメラを思い出せる限り並べてみました。(ほぼ入手した順なので、発売時期の順とは違っています)
☆印は今でも所有しているもの(壊れたものも含む)。★印は現役で使用中。は特にすばらしいと思えた名機。×はいい印象を持っていないダメカメラ。

初めてのデジカメ~600万画素CCD時代

オリンパス C-420L (1997年発売)


1/3インチ型35万画素CCD。5mm(35mmフィルム換算36mm相当)F2.8固定焦点レンズ。希望小売価格64,800円。
いわゆるVGA(480×640ドット)クラス。記録メディアは3.3Vスマートメディアというもので、当時の宣伝文句では「次世代標準」と謳われていたが、今や記憶している人は少ないだろう。容量がGBではなく1桁MB単位(2MBとか4MBとか)のものだった。
フィルムやDTP代がいらずにメモ代わりに使えるというだけで画期的な商品だったデジカメ。しかし、まだまだ商用写真に使うなど考えられない画質だった。
81万画素のC-810L という兄貴分モデルが前年の1996年に発売されたが、そちらは128,000円したので、廉価版商品として出たのがこのC-420Lだった。

オリンパス C2000Z (1999年発売)

デジカメ史上に燦然と輝くエポックメイキングな名機。これが出たことで、フィルムカメラ時代の終焉が実感できた。

ソニー DSC-F707 (2001年10月発売)

F707
これも大変な名機だった。C2000ではどうしても背景がぼけてくれないので、少しでも背景をぼかせそうなカメラを……ということで奮発して購入。背景をぼかすという意味ではほとんど無理だったけれど、あらゆるシーンで活躍した。ただ、CCDの劣化がひどく、長持ちしなかった。この時代のSONYのカメラは、設計思想はいいのだが、全体的に耐久性に問題があったように思う。

ソニー DSC-U30 (2003年発売)

ソニー DSC-U50 (2003年発売)☆

デザインも秀逸だし、とにかく使いやすかった。画質はダメだったけど、今の技術で作ればすごいカメラになるはず。

初めてのデジイチ~「1000万画素はいらない」時代

ニコン D70 (2004年発売)☆

初めて手にしたデジイチ。3008×2000ピクセル(約600万画素)のAPS-CサイズCCD。従来のフィルムカメラ用レンズを使うとぼやけたような画像になったり、初期モデルはAFの焦点がずれていたり、いろいろ不具合が多かったが、さすがにそれまでのコンパクト機とは違う画像になった。

オリンパス C2040Z (2000年発売)☆

C2000Zが懐かしくなり、NHKの番組にデジカメ先生役で出演するのが決まったのを機に、ヤフオクで入手したが、画質はいいものの、反応が遅かったり、さすがにもう時代が違うなあと感じてしまったのだった。

ペンタックス Optio X (2004年発売)☆

U50ですっかり気に入ったスイバル式(レンズとボディが分離して回転する)モデル。デザインもお洒落だし、画質もそこそこだったし、結構気に入っていた。

ペンタックス K100D (2006年発売)☆


パナソニック DMC-LC1 (2004年発売)

これは面白いというか、硬派のカメラだった。天井ストロボができるのが秀逸で、暗い部屋での人物撮影などに威力を発揮した。CCD時代、手ぶれ補整機能がまだついていない時代の傑作だったかもしれない。

キヤノン IXY L (2003年発売)☆

初期のIXYは明るくシャープな画像が簡単に出てきて、いいコンパクト機だったと思う。

サンヨー W31SA (2005年発売)

これはケータイ。ケータイ電話にカメラが内蔵し始められたが、まだまだデジカメ専用機とは比較にならないひどい画質だった。

コニカミノルタ Dimage A200 (2004年発売)☆

メーカーからいただいた。AFがなかなか合わないなど問題もあったが、マクロ撮影はとてもきれいな画像になって驚くことがあった。そのコニカミノルタが数年後、カメラの製造から完全撤退するとは……。

フジフィルム FinePix S100FS (2008年発売)

超望遠ズーム搭載のモデル。ブームを作るかなと思ったが、それほどヒットはしなかった。撮像素子が小さいので、超望遠にはしやすいが、画質はやはり粗い。でも、その倍率には驚かされた。

パナソニック DMC-FX35 (2008年2月発売)

パナソニック DMC-TZ5 (2008年3月発売)

この2機種はYomiuri PCの連載で使った。メーカー提供品。

ニコン COOLPIX S600 ☆(2008年3月発売)

『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社現代新書)を書くために、あえて1000万画素のコンパクト機を買った。結構頑張って作っているのは分かるが、とにかく小さいCCDに画素詰め込みすぎ。そんなバカみたいな製品群がうようよ出てきた時代だった。

オリンパス E-510(2007年発売)

これは借り物でしばらく使った。フォーサーズは侮れないなと感心させられた。オリンパスの技術力はすごい。

カシオ EX-FH20 (2008年発売) ×


いろんな機能をつけて「どうだ!」と出てきたカメラだが、画質がひどすぎた。すぐに売り飛ばした。

日立 W43H (2006年発売)

これもケータイ

ソニー DSLR-A300 (2008年7月発売)☆


Aマウントのソニー製デジイチ。ズボラレンズをつけて、ずいぶん活躍した。これが来て、D70が引退に追い込まれた。

ソニー DSLR-A100 (2006年7月発売)

これは借り物。

ソニー DSLR-A330 (2009年6月発売)

300の後に出て、どうだろと思ったが、300のほうが使いやすかった。世話になった友人にあげた。

「ガバサク」を意識して、厳選してきた時代

パナソニック DMC-LX3 (2008年8月発売)☆

LXシリーズの品質の高さに驚かされた。コンパクトというには大きかったが、阿武隈時代のお散歩カメラとしてかなり使い倒した。

ソニー DSC-WX1 (2009年9月発売)☆ ×

LXシリーズがでかすぎて、もっと小さくて軽いカメラを……と買ったのだが、画質がひどかった。CCDからCMOSへ代わりつつある時期だったが、初期のCMOSはSONY製といえどもひどかった。

パナソニック LX5 (2010年8月発売)☆

LXシリーズの高品質にすっかり感心してしまい、ついに5を買ってしまった。

フジフィルム X-S1 (2011年12月発売)

高倍率ズームの一体型。最初は便利だなあと思ったが、だんだん画質の悪さが気になってきて、手放した。

フジフィルム X-F1 (2012年11月発売)☆


LXシリーズが大きすぎて、常時持ち歩くのにはちょっと……だったので、これを買った。お洒落なデザインとそこそこの画質。いいカメラだったと思う。地面に落としてから、ストロボが出なくなったが、その後もしばらく使っていた。

左上からX-F1、LX5、WX3

オリンパス XZ-10 (2013年2月発売)★

今でもお散歩カメラとして現役。マクロや夜空もいける万能機。弱点もいろいろあるのだが、これに代わるものがない。

ペンタックス K-r (2010年10月発売)☆ ×

ペンタックス製のズボラレンズやフィルムカメラ用レンズがいくつもあるので、K100Dに代わるものとして購入。ところが、K100Dより画質が悪かった。これも初期のCMOSはダメだったという例。K100Dは画質は明るくていいのだが、設計が古く、大容量のカードを入れると不安定になったり、いろいろトラブルが続いたので怖くて使えなくなった。

オリンパス Stylus1 (2013年11月発売)★

これ以上ないくらい煮詰められた万能機。今でももちろん現役。

ソニー NEX-5R (2012年11月発売)★

SONYのEマウントレンズを使って、APS-Cモデルを小さく使おうと決意して買った。ファインダーがないのが弱点。あと、操作性が普通じゃない。

ソニー α6000 (2014年3月発売)★

ファインダー付きのEマウントミラーレス機として購入。2400万画素に上がって心配したが、1600万画素のNEX-5Rに劣るということはなく、ほぼ同等の画質だった。

パナソニック DMC-FZ1000 (2014年7月発売)★

1型CMOSでの高倍率ズームレンズ一体型モデルをほしくなって、いちばん安く入手できそうだったので購入。XS-1よりははるかにいい画質だが、なんか味気ない色味や薄い感じの仕上がりがちょっと嫌。

ニコン P340 (2014年2月発売)★

いちばん新しく購入した旧モデル。長所と短所がはっきりしているカメラ。ライブ会場で動画を撮るのにはXZ-10よりもいい。動作がもっさりしているのがイライラするが、画質は悪くない。

お金があれば欲しいカメラとレンズ

高くて買えないけど……
SONY RX10M4  これ1台でなんでもいけちゃうんだろうなあ……。でも、15万円超……。Amazonで購入


 α6000にこれをつけっぱなしにしていたい。でも、5万円超……。Eマウントのズボラレンズ。18-200mmAmazonで購入

多分、EマウントのAPS-Cモデルではこれがいちばんよさそう。画像性能もだけど、シャッター音が消せるのは魅力だなあ。でも、8万円超……。Amazonで購入

目次へガバサク談義トップへ   

★41.st(よいサイト)は、こちら
★狛犬ネットは、こちら

takuki.comのHOMEへ
(takuki.com のHOMEへ)