日記 2004/01/01
越後の年越し初体験
今年は越後の家を買って初めて(十数年後にして初めて)年末年始をここで過ごそうと計画を決行。
豪雪地帯の山奥(集落の総戸数が20戸くらい。我が家はその中でも最奥)なので、簡単にはいかない。
冬の越後で暮らすには、
- 四駆が必須
- 車が雪に埋もれてしまうので、かまぼこ型車庫も必須
- もちろんタイヤはスタッドレスに履き替え
- 暖房の準備もはんぱじゃない
- すきま風対策として、やっぱり崩壊寸前の木枠の窓はサッシに替えたい
- 風呂だってシャワーだけというわけにはいかないから浴槽を入れたい
……
などなど、いくつもの課題があって、それをクリアしていくのに何年もかかったのだ。
冬の越後を体験するのはものすごく贅沢なことなのだった。
ところが、記念すべき最初の越後越年体験はしらけまくり。
関越道は渋滞も雪もなく、ノーマルタイヤのまま何事もなく通過。インターを降りても雨が降っているくらいで、雪がない。
家の前の坂道(しかも急カーブ連続)が難所なのだが、ここも、べつにFFでノーマルでも登れたかなあ……という程度の積雪。
家の周りはさすがに40cmほど積もっていたけれど、なんだか拍子抜け。
雪は柔らかく、スカスカ。ずぼっと膝まで沈むので、到着後最初にやらなければならなかったのは玄関までの雪かき作業。↓
本当はこの作業を毎朝やらなければならないんだろうけれど、到着後、雨ばかりで雪は溶けるばかり。
到着直後はこんな風に↓寒そうな光景もあったのだけれど……。
翌日からは気温も高く、全然寒くない。ゴロも夏と同じ窓際の定位置でのんびり。↓
天気予報でも、正月はずっと雨。これじゃあなんのためにスタッドレスタイヤを買っておいたのか分からない。
しかしまあ、天気はいつ急変するかもしれないので、タイヤは履き替えた。

ノーマルタイヤを……
↓
スタッドレスに履き替えた
町まで買い出しに行っても、なんだか新品のスタッドレスタイヤの山が無為に減るばかりで虚しい。
あんまり虚しいので、雪の残っている山道に入り込んで、雪の上での運転を実感することに。どの程度の積雪、雪の柔らかさで、どの程度の運転ができるのか知っておいたほうが「本番」が急に訪れても慌てないだろうから。
タヌキは元気らしい。夕方、きゅう~んと切ない声がした。
軒下に残り物を置いておくと、しっかり夜、やってきたようで、バージンスノー(というにはスカスカだったが)の上に真新しい足跡が残っていた。
どうやらタヌキだけではなく、野ウサギもきているようだ。ちょんちょんパ、はウサギの足跡。
まだ野ウサギは見たことがない。
ホンドリスとテンは一度だけ見たことがあるのだが……。
帰るまでに見られるといいなあ。
その前に、ちょっとは雪降れよ(……と、三村風ツッコミ)
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