オリプレはトルコ製の石鹸で、オリーブから絞られた「一番搾り」油だけを使用し、さらに月桂樹オイルを添加。古来からの鹸化法で作られ、低温で半年以上の熟成期間をかけているとか。 これはシャンプーとしては別格の使い心地です。リンスなどしなくてもしっとりし、乾いた後はサラサラ感が長持ち。多分、添加されている月桂樹オイルの効果が大きいのだと思います。 牛脂などの動物性油脂を使っていないため、溶けて形が崩れやすいという欠点があります。また、香料なども一切使っていないので、独特の油臭さもありますが、これらはこの石鹸の「個性」であり、使用上はなんの問題もありません。すすいだ後にベトベト感やにおいが残るということもありません。 ただし、石鹸入れは特に水切れのよいものを選び、他の石鹸とは別にしておくことを勧めます。ほんと、すぐに溶けてしまいます。 値段は170gで900円。安いです。洗濯用固形石鹸くらいの大きさがありますから、1個を使い切るには相当時間がかかります。あらゆるシャンプー、石鹸シャンプーより安価かもしれません。 日本では有限会社プロモ・ジャパン(昭島市)というところが輸入販売元になっているのですが、この会社、なぜかNTTの企業検索では出てこず、電話連絡不能です。 販売している店も少ないので「幻の石鹸」などとも呼ばれていますが、うちでは「ナチュラルハウス」の通販部からまとめ買いしました。 〒107-0061 港区北青山3-6-18 株式会社ナチュラルハウスダイレクト販売課 TEL:03-5467-9888 FAX:03-5467-9891 (ここのWEBサイトはほとんど役立たずで、もう少しなんとか整備してほしいもんです。Enet Corp.にやらせてくれればいいサイトを作るのになあ。) ◇追加情報:その後、シリア製の「アレッポ」という類似品を入手。見た目も説明もオリプレそっくりでしたが、似て非なるもので、熟成が足りないのか、泡立ちも悪く、臭いも粗悪な感じです。同じ900円ですが、これなら100円で売っている普通の無添加石鹸のほうがマシかなという印象を受けました。中が緑色で、周りの黄色っぽい部分が終わると途端に泡立ちも悪くなります。 (2001年5月追記:アレッポは種類がいくつもあり、品質にもかなり違いがあるようです。その後、他の「アレッポ」という商品名の石鹸を試したところ、それほどひどくはありませんでした。場合によってはシャンプーとしても十分使えます) テレビショッピングで、柱状になっているトルコ製石鹸を1万円で売っているのも見ました。これも試してみたいところ。 (2001年5月追記:これとは別の製品で、フランス製のマルセル石鹸というのを試してみました。なかなかよいです。全体が淡いグリーンで、オリプレよりは熟成が劣るけれど、アレッポよりは品質が上……という印象でした。これはたまに輸入雑貨などを扱っている店で見かけます) さらには、先日旅行中に立ち寄った福島県伊達郡飯野町の「UFO物産館」(千貫森のUFOふれあい館の向かいにある土産物屋)で売っていた「UFO手作り石鹸」なるものも、使い心地がオリプレそっくりでした。これは特筆ものなので、別ページに報告があります。こちらはオリプレと同じくらいの大きさで200円。安い! まとめ買いしてしまおうかな。 (2001年5月追記:この手の廃油を利用した石鹸は、結構あちこちの地方物産館で見かけるようになりました。概ねいいのですが、やはり品質にばらつきがあるため、シャンプーより、台所での利用が向いていると思い直しました) |
←オリプレ(左)とMASACO(右)を並べたところ。これだけ大きさが違う。 オリプレは170gで1個900円。MASACOは90gで3個セット2000円。 |