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 第34回 直筆でメール



アナログの心

イーネットコーポレーションには、毎日数百通のメールが届きます。そのほとんどはSPAM(無差別広告)とウイルスです。しつこいSPAMやウイルスはタイトルなどの特徴をフィルターに記録して受信しないようにしますが、それでもすり抜けてくるメールが山のようにあり、かなりのストレスになります。
HOTMAILからHTMLのみのメールで質問してくる人、タイトルが何も書いてなくて、なぜかTOではなくCCでメールを送ってくる人……顧客の中にもいろいろなかたがいて、あんまりひどいときは「それはウイルスと間違われて削除されてしまうかもしれませんよ」とアドバイスするのですが、分からないかたは徹底的に分からないですね。
こんな毎日を過ごしていると、電子メールというものに遊び心を求めるなどということは到底無理な心境になるのですが、このソフトは思わずニヤッとしてしまいました。

私と佐伯一麦さん、森下一仁さんが発起人の「文藝ネット」のトップページには「手段はデジタル、魂はアナログ」というスローガンが掲げてあります。これは私個人のモットーでもあるのですが、この「直筆でメール」というお遊びソフトは、まさに「魂はアナログ」を分かりやすく具現化したものと言えるでしょう。
文字コードだけで記述されているからこそテキストファイルや電子メールは便利なのですが、その便利さと引き替えに失われた「心」を抽出しようという試み……なんて説明するのは野暮というものですね。
直筆でメールの画面
これが「直筆でメール」の画面です。
マウスで筆文字を書く(描く?)気分はなかなか面白いものです。思ったように書けず、余計な線がはみ出したり、墨汁がほとばしったりするのも、愛嬌のうちというか、芸の細かさでしょう。
この「直筆メール」を相手が読むには、同じソフトを持っている必要があります。普通はソフトごと送ることになるでしょう。

気分は「スパイ大作戦」

一緒に紹介した「手紙大作戦」は、往年のヒットドラマ「スパイ大作戦」の冒頭シーンを再現したようなお遊びソフト。
このソフトを起動すると、まず手紙作成画面が出ますので、ここに手紙を書きます。
注意しなければいけないのは、画面の右端では必ず改行を入れておくこと。これを忘れてしまうと、再現したとき右端が切れてしまいます。
手紙大作戦の画面
作成して「セーブ」ボタンを押すと、自動的に手紙大作戦のフォルダに「letter」というファイルが生成されます。
これが手紙のデータです。
フォルダ内にletterファイルがあるとき、手紙大作戦を起動すると「メッセージが届いています」と出て、自動的に「再生」を始めます。
手紙再生画面
再生が終わると、有無を言わさず次の画面に変わり、手紙ファイルは消滅してしまいます。あとは何をやっても再現できません。
今まで、このソフトを使ってラブレターを出した人がどれだけいるか、知りたいですね〜。

このソフトも「直筆でメール」同様、最初は相手にソフトごと渡す必要がありますが、2回目からはデータファイルだけ渡せばOKです。
私はこういう子供っぽいソフト、好きですね。
考えても、そういうソフトを実際に作るには相当なエネルギーが必要です。それを成し遂げてしまう作者の童心と努力に拍手。
消えてしまう

 「直筆でメール」のダウンロード先はこちら
 「手紙大作戦」のダウンロード先はこちら
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