編集者など文章を扱うプロが、パソコンを使い始めて何年も経つのに、いまだにワードべったりであったりするのを見ると、ぞっとします。
文章はテキストファイルで作成するのが基本。これはもう、小学生から徹底して教えてほしいことです。
その「テキストファイルを作成・編集する」ためのソフトがテキストエディタで、これも、コンピュータにとっては基本中の基本のようなソフトです。
私はパソコン購入当初は一太郎(DOS-V版)、その後、Windows3.1の一太郎を使っていましたが、あまりに使い勝手が悪いのに耐えられず、いろいろ勉強した結果「ワープロソフト」を使っていること自体が間違いであることに気づきました。
その後、秀丸エディタを使うようになってからは、ぐっと作業が楽になりました。
しかし、秀丸は縦書き編集ができないので小説執筆にはどうしても違和感が残り、その後、縦書き編集・印刷ができる
QXエディタに乗り換え、現在に至っています。
QXは約3000円のシェアウェア(料金設定は複雑なので詳細は省略)ですが、試用期間の機能制限などもなく、気軽に試すことができます。
フリーのテキストエディタとしては、CoolMintとMKEditorを以前紹介しましたが、NoEditorも加えておきたいと思います。
NoEditorは、一般の文章作成はもちろんのこと、HTML(ホームページのファイル)を作成する用途にもお勧めします。
HTMLはテキストファイルの一種で、直接テキストエディタで書いたほうが仕組みも分かってよいのですが、NoEditorは簡易HTMLエディタとしても機能しますので、HTMLの初歩を学ぶのにもうってつけです。
さらには、複数ファイルから文字列を検索できるGrepソフトを内蔵し、2つの文書を並べて違いを比較する「文字列比較機能」などのユニークな機能もあり、フリーのテキストエディタの中でもお勧めの1本です。