日記 2005/05/29-4
魚沼神社境内の雪もすっかり溶けて、本殿奥から土台復旧作業が始まっていた。
↓
市の重要文化財になっている阿弥陀堂は、建物はほぼ無事だが土台の台石からずれているため、仮処理中。しかし、あの地震で建物自体は平気だったのだから、すごい。木造建築も、昔のものは大したものなのだな。
狛犬は雪が溶けて全身見えるようになっていたが、さすがに動かせず、地面に置かれたまま。でも、多分、ひっくり返っていたはずで、起こすことだけはしている。これだけの重さのものだから、起こすだけでも大変な作業だっただろう。

地震前の狛犬。高い台座の上に威風堂々と蹲踞していた↑

台座の中は空洞なのね↑ もう一度この台座を利用するのだろうか?
吽像の一部が欠けてしまっていた。
かけらの一部はそばに落ちていたが、
こういう破片も誰かがちゃんと保管して、
後からしっかり補修してほしい。
この時点でもう夕方6時直前。日はまだ沈んでいないので、いちばん気になっていた小国町の小国沢神社の狛犬を見に行くことにした。
小国沢神社の狛犬は長い石段の上、高い台座の上から見下ろすようにしている。表情が抜群の逸品。あの高さから落ちたら、一気に石段を転がり落ち、ひとたまりもないだろう。はたして無事だろうか。
地震前の小国沢神社の狛犬。石段の上から見下ろしていた。
無事だといいのだが……
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