Windows起動と同時にソフトを常駐させるためには「スタートアップ」というフォルダにソフト本体のショートカットファイルを置いておけばいいだけですので簡単です。
しかし、逆に、電源を切る前に何かを自動処理したいときはどうすればいいのでしょうか。
それを実現するのがこのBefore Power Offです。
初期設定では、
ディスククリーンアップ
デフラグ
Windowsの終了
という3つの「仕事」が順番にプリセットされています。
Windowsの終了は、機種によってタイプが2つあるそうで、自分のパソコンがどっちのタイプなのかを事前にチェックしておく必要があります。私のマシンは「タイプA」でした。
この初期設定状態のまま使うと、自動的にディスククリーンアップ(ゴミファイルの削除)→デフラグ(フラグメンテーションの解消)を行ってから、Windowsを終了し、自動的に電源を切ってくれます。
しかし、ディスククリーンアップやデフラグは毎日やるようなものではないので、普段は「保留」にしておきます。
電源OFFの前に自動処理させたい仕事の筆頭は「ファイルバックアップ」でしょう。
今日更新したファイルを、事故が起きないうちに外部のバックアップ用ハードディスクにコピーしておく。それをいちいち手動でやるのは大変なので、バックアップツールというものがあります。「ソフ得!」ではかつて
copixというバックアップソフトをご紹介しました。
実は、copixの本領は「コマンドライン」で起動させる使い方なのです。
Windowsのスタートボタンを押してスタートメニューを表示させると[ファイル名を指定して実行]という項目があります。これは、プログラム本体の名前を直接記述して起動させるもので、例えばここに、
C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe
と記述して実行すれば、Internet Explorerが起動します。これを「コマンドラインによるプログラムの実行」といいます。(下図↓)