たくき よしみつ の たくき よしみつ(鐸木能光)のデジカメ・ガバサク談義 ガバサク

お勧めのコンパクトデジカメはこれだ(2017年2月13日更新)

おなじみ、ガバサク流のお勧めカメラ案内です。
新製品が出るたびに書き換えるのは難しいので、基本的な考え方をコンパクトに⇒こちらのページにまとめましたので、まずはぜひ⇒こちらを読んでください。

コンパクト機1型センサーモデル戦線からNikonは脱落不戦敗

レンズ一体型コンパクトモデルは、1型センサー以上を搭載した高級モデル以外はすべて撤退、ということのようです。
オリンパスとリコー/ペンタックスは、これ以上コンパクト機を作る気はなさそうです。
キヤノンとパナソニックは、RX100以来、無敵の高性能を誇ってきたソニー製1型センサーを使った高性能モデルを出しています。
フジフィルムはSony製1型センサーに頼るのを潔しとしなかったのか、APS-Cセンサーの2モデルだけをまだ作り続けています。
この潮流を作った1型センサーの製造元であるソニーも、もはや1型以下のサイズのセンサーを搭載したコンパクト機は作っていません。APS-Cサイズ搭載もないので、ソニーのコンパクト機、レンズ一体型機はフルサイズか1型という選択になりました。


そんなわけで、2017年からは、コンパクト機も1型センサーが最小という新時代を迎えました。

パナソニック
 「コンパクト」ではなく「コミュニケーションカメラ」と銘打ったまったく新しいモデルCM10が注目を集めました。
 約135.4 x 68.0 x 21.1mm(ボディ部約15.2mm)、約200gという薄型設計でセンサーは1インチ。通信機能を搭載していて、それだけでSNSにその場で写真をUPできるというのがウリですが、通信機能を使わなくても十分に魅力的なカメラです。従来の単焦点レンズ高級コンパクトを買うなら、これのほうがずっといいかもしれません。

コンセプトが秀逸 CM10

 明るいレンズのコンパクト機として信頼を築いてきたLXシリーズは、2014年発売の LX100 から後継機種が出ていませんでしたが、2016年11月に突然LX9が出ました。センサーはSONY製(多分)の傑作1インチCMOS。レンズは8.8mm-26.4mm(24~75mm相当)でF1.7~2.8の明るさ。
Sony製(多分)1型CMOSを搭載した高級機LX9


しかし、カメラとして「面白い」のはLX100のほうでしょう。
LX100では撮像素子にフォーサーズを採用して、1680万画素のセンサーのうちの1280万画素分だけを使うという大胆な発想に打って出ました。
レンズは10.9-34mm(35mm判換算で24-75mm)/ F1.7 - 2.8という明るさ。
画角も明るさもLX9と同じですが、実際の焦点距離がLX100のほうが長いので、背景をぼかす撮影ではLX100のほうが物理的に有利です。

他社のカメラにはない勇気ある発想のLX100。フォーサーズセンサーの周囲を切り捨てて使うという大胆設計


パナソニックが高級コンパクト機を真面目に作る姿勢は素晴らしいと思います。
しかし、新製品LX9の1型CMOSもセンサーはおそらくソニーのRX10M2などに搭載されていたもののOEMで、パナソニックとしては自社生産のセンサーにこれ以上こだわらない、というか、体力的にもう無理、ということなのかもしれません。
超望遠モデルではやはりSony製1型センサーを搭載した名機FZ1000が製造終了し、FZH1になりましたが、FZ1000の人気はむしろ上がってしまい、一時は5万円台にまで下がっていた実勢価格が発売当初の8万円台まで急騰しています。それでもFZH1が14万円超なのに対してFZ1000は実売価格が10万円以下、中古では5万円台でも入手可能ですので、これもお勧めです。ただし、ボディはでかいので「コンパクト」とはいえず、別ジャンルのモデルといえます。

定評あるSony製1.0型センサー搭載で400mm相当までの高倍率ズームを高画質で実現したFZ1000(製造終了モデル)が買い時!

FZ1000は私も中古で買いました。実写テスト紹介のページは⇒こちらです。

オリンパス
 シャープな画像に定評があるオリンパスですが、ついに高級コンパクト機Stylus1s も製造終了で消えてしまいました。その後に出たSHシリーズというのはよくある1600万画素1/2.3型CMOSを使ったもので、魅力がありません。
Stylus1sの正当後継機種は今後も出ないのでしょうから、市場から完全に消えないうちに買っておきたい名機ではあります。
初代のStylus1もまだ一部では在庫があるようですが、Stylus1sとの価格差がないどころか逆転しているようなので、わざわざ旧型を探す意味はありません。

製造中止になり、在庫新品は値上がりする一方のStylus1s

また、コンパクト機のXZ-10は製造終了してだいぶ経ちますが、まだぎりぎり在庫がある ようですので、今が最後の買い時です。一時期1万円台まで下がっていましたが、在庫僅少となり、製造終了モデルでありながら値上がりに転じました。

いよいよ新品在庫がなくなってきて、値上がり一方のXZ-10


ソニー
 撮像素子開発・製造では世界のトップを走り続けており、技術的にも他メーカーの追随をゆるさない勢いですが、高画素追求をやめず、レンズ一体型、コンパクト機共に2000万画素以下のモデルはありません。
フルサイズセンサーを搭載したDSC-RX1(R)と、1型CMOSを搭載しているRX10とRX100シリーズのみになりましたが、RX1は20万円します。
一世を風靡した初代のRX100は後継機種が出てきて価格がかなりこなれてきました。
ソニーの1型センサーはその後、裏面照射型、裏面照射・積層型と進化してきており、最新のセンサーを搭載しているのはRX100M4です。

裏面照射・積層型の最新1型センサーを搭載したRX100M


フジフィルム
 パナソニック同様、豆粒センサーで高級コンパクト機を作ることに見切りをつけ、レンズ一体型モデルはAPS-Cサイズセンサー搭載のX-100T、X70、X100Fのみになりました。フジだけとなっていた2/3型センサーのモデルX30やXQ2は製造終了です。

APS-Cサイズセンサー搭載のX70。レンズは単焦点


ニコン
 コンパクト機ではP330、P340 の製造終了後は存在意義のないゴミみたいなカメラしかなくなっていました。1型センサー搭載の高級路線DLシリーズを打ち出して、まだ捨てたものじゃないか……と思っていたら、なんと、発表から1年も経って「やめました」と降りてしまいました。
先行するパナとキヤノンの1型センサー本気モデルがあまり売れていないのを見ているうちに気力がなくなったのでしょう。カタログまで作っておいてやめるのですから、よほどのことです。センサーの供給で問題でも起きたのでしょうか。
これがNikonというブランドにどれだけダメージを与えるか……それを承知の上での「や~めた」なのだとしたら寂しい限りです。「うちならもっといいのを作ってみせる」という気概がない会社になってしまったということですから。
現場の技術者たちがやる気を出していても、上が「あ~、もうやめやめやめ。儲かりそうもないから、これ以上赤字出す前にやめだやめだ」ってことでしょう。残念ながら、レンズ一体型モデル戦線からNikonは消えました。


キヤノン
 一眼レフではニコンが良識を持って画素数を抑えた高級モデルを作っているのに対してキヤノンは画素数追求という路線でしたが、レンズ一体型ではパワーショットシリーズが画素数を抑えた大型センサーを持つモデルを出して頑張っています。独自開発の1.5型センサー搭載のPower Shot G1 X Mark II は力作です。

1.5型センサー搭載のG1X MarkII


Sony製(多分)1型センサー搭載のシリーズも悪くないでしょう。ただ、24-600mm相当の高倍率ズームモデルPowerShot G3XはEVFが別売で、取り付けると不格好なのが致命的。ビューファインダーのついたG5Xのほうをお勧めしますが、デザイン的にはファインダー部が出っ張っていて……う~ん……。

24-100mm相当でF1.8-2.8の明るいレンズ。バリアングルモニターとビューファインダーで使いやすい


リコー、ペンタックス
 ペンタックスはカメラ部門をリコーに吸収統合させました。コンパクト機ではMX1が消え、リコーのGRのみ残っています。もはやコンパクト機は「やめた」ということだと思います。


 以上の動向を踏まえて、各推薦モデルをリストアップしてみました。製造終了になったモデルも、まだアマゾンなどで新品が売られているものは入れています。
オリンパスXZ10
Olympus STYLUS XZ-10


XQ2

FUJIFILM XQ2



パナソニック DMC-FZ1000


LX100
Panasonic LX100



Canon Power Shot G1 X Mark II



OLYMPUS Stylus1S

ズームレンズ搭載モデル  ……万能用途でも画質にはこだわりたい人に

機種名撮像素子
面積比較
撮像素子面積
÷最高解像度
レンズ開放F値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度本体重量その他・備考
オリンパスXZ10
Olympus Stylus XZ-10
Amazonで調べる
1/2.3型
1/2.3型
CMOS
2.38




3968×2976
(約1181万画素)
F1.8-2.74.7mm~23.5mm
(26~130mm)
30~1/2000秒221g(カード、電池込み)
61.1×102.4×34.3mmで、従来のコンパクト機のサイズとしてはぎりぎり許せる大きさ(他の高級機よりはずっと小さい)。
ここでは唯一、1/2.3型CMOS機を取り上げたが、理由はバランスが優れていること。また、CMOSの出来がいいのか、1/2.3型としては画質も悪くない。
CMOSの小ささに比べてボディが分厚く、少しもコンパクトではないのは、レンズの明るさにこだわったから。望遠端でF2.7という明るさで、非常に使いやすい。
さらには、デジタルズームがそれほど劣化しないで使える。後で画像ソフトでトリミング処理しても同じ効果が得られるが、とりあえず撮影時にデジタル処理してしまうことは手間が省ける。
マクロがきれいなのも魅力。望遠のままでもかなり寄れる。
欠点はCMOSが小さいのにボディが分厚く、ポケットには収まりにくいこと。ズームは電動だが、もっさりしている。ホールディングも慣れが必要で、液晶がタッチパネルなので、液晶部分を押さえるとAFが効かなくなるなど、最初は少し戸惑う。アート系フィルター処理機能は不要か。詳細解説は⇒こちら
102.4×61.1×34.3mm (2013年2月発売。製造終了

オリンパス Stylus1s


Amazonで調べる
1/1.7型
1/1.7型
CMOS
3.7




4000x3000
(1200万画素)
F2.8(全域)

6-64mm
(28~300mm)
1/2000~60秒 402g
(カード、電池込み)
「これ1台でなんでも撮れる」高性能万能小型カメラの決定版。300mm相当の望遠でもF2.8。連写は7コマ/秒で最大70コマ(JPEG)。フルHD/HD:MOV(MPEG-4AVC/H.264)、HS:AVI(Motion JPEG)で動画性能も万全。ステレオマイク内蔵。Wi-Fi内蔵。GPS内蔵端末とWi-Fi接続すると位置情報取り込み可能。マクロやマニュアルフォーカスも得意。アイレベル式電子ビューファインダー/約144万ドット。3.0型可動式液晶モニター、約104万ドット(3:2)、タッチパネル。
116.2×87×56.5mm  (2014年10月発売)
パナソニック LX7
Panasonic Lumix DMC-LX7 一推し!

Amazonで調べる
1/1.7型
1/1.7型
CMOS
4.34



3648×2736
(約1000万画素)
F1.4-2.34.7-17.7mm
(24-90mm)
250~1/4000秒298g(カード、電池、キャップ込み) F1.4~2.3という驚異的に明るいレンズが最大の魅力。望遠端でF2.3というのはとてつもなく明るい。名機LXシリーズの正常進化最新モデル。明るいレンズを生かすための超高速シャッター、頑丈なボディなど、あらゆる点で真面目に作られている。ファームウェアのバージョンアップも長期間期待できそうだし、性能のよさはもちろん、長く使えるという安心感が大きい。ただし、コンパクト機と呼ぶにはかなり抵抗があるほどの重量、大きさではある。そこが最大の弱点。
約110.5 x 67.1 x 45.6 mm(2012年8月発売。製造終了まだ買えるかAmazonで調べる

Fujifilm XQ2 一推し!

Amazonで調べる

2/3型
(8.8×6.6mm)
CMOS
4.8



4000×3000
(約1200万画素)
F1.8-4.96.4mm~25.6mm
(25-100mm)
30~1/4000秒206g(カード、電池込み) 100×58.5×33.3mmというサイズは、1/2.3型CMOS機であるオリンパスのXZ-10(102.4×61.1×34.3mm)より小さい。「本来のコンパクトサイズ」ぎりぎりの大きさ。 内容はかつてのお洒落モデルXF-1(2011年発売)とほぼ同じ。
広角側はF1.8と明るいが、望遠端ではF4.9とかなり暗くなる。望遠端が100mm相当なので、望遠重視の撮影はつらいが、画素が1200万あるので、トリミングしてある程度は対応できる。
弱点は、マクロに弱いこと。CMOSが2/3型で、1/1.7型採用モデルより大きいため仕方がないとはいえ、LXやXZシリーズに比べるとマクロ撮影で苦労する。
あまりマクロを使わないのであれば携帯性にもすぐれているし、安いのでお勧め。
100×58.5×33.3mm  (2015年2月発売)

SONY Cybershot DSC-RX100M3 一推し!
Amazonで調べる
1型CMOS
1型
CMOS
5.82




5472×3648
(約1996万画素)
F1.8-2.88.8-25.7mm
(24-70mm)
3:2のとき
30~1/2000秒290g(カード、電池込み) 大ヒットしたRX100(2012年6月発売)は、その後、M2、M3、M4と新モデルを出し続け、現在は初代を含めて4機種が現行商品として売られている。
3万円台まで下がった初代を買うのも手だが、M3からは電子ファインダーが付き、レンズが明るくなったのが大きな魅力。望遠端が100mm相当から70mm相当まで下がってしまったが、広角側は24mmになり、望遠端でもF2.8の明るさを確保しているため、広角から標準画角の撮影であれば圧倒的な画質を誇る。
ただ、センサーが大きい分、マクロ撮影はやりづらいかもしれない。
1型センサーの面積は1/1.7型の2.8倍ある。このセンサーが半分の画素数ならどれだけ圧倒的な画質を誇れたかと思うと、残念。
101.6x58.1x41.0 mm (2014年5月発売)
X20
フジフィルム FinePix X30
Amazonで調べる

2/3型
(8.8×6.6mm)
CMOS
4.8



4000×3000
(約1200万画素)
F2-2.8/7.1mm~28.4mm
(28-112mm)
30~1/4000秒383g(カード、電池込み) 2/3型CMOS搭載の高級コンパクト機X10が改良されてX20に、さらに改良されて現在はX30になっている。望遠端でもF2.8と明るいレンズが嬉しい。電子式ファインダーも搭載。ただし、でかいし(厚みが6センチもある)値段が張る。旧型のX20が1万円以上安く出ていればそっちを買うという手もある。
118.7×71.6×60.3mm(2014年8月発売)
P330
Nikon COOLPIX P340
Amazonで調べる
1/1.7型
1/1.7型
CMOS
3.7




4000x3000
(1200万画素)
F1.8-5.65.1-25.5mm
(24-120mm)
60~1/2000秒200g(カード、電池込み)
名機P330の後継機種。ニコン現在ではもはや見るべきコンパクト機は作っていないので、ニコンが出した最後の「正しい」コンパクト機だったかもしれない。広角側が24mmなのはいいのだが、望遠端でF5.6は暗すぎる。これが最大の弱点だった。長所はコンパクトさ。2015年夏現在、ほとんど新品在庫はなくなったようで、実売価格が上がってきた。安価な中古が出れば考えてもよいが、無理をして探すこともないだろう。
約103×58.3×32.0mm (2014年2月発売。製造終了

大型センサーモデル……高級感あるアート写真を撮るなら

機種名撮像素子
面積比較
撮像素子面積
÷最高解像度
レンズ開放F値レンズ焦点距離
(35mmフィルム換算)
シャッター速度本体重量その他・備考

Panasonic LUMIX LX100
Amazonで調べる

4/3型
CMOS
17.7




4112x3088
(1270万画素)
F1.7-2.810.9mm~34mm
(24-75mm)
60~1/4000秒393g(カード、電池込み)
ついにLXシリーズにフォーサーズセンサー搭載モデルが登場。値段も一気に高くなったが、画質は下手なミラーレスより上。電子式ファインダーも搭載し、撮影も気合いを入れてできる。とことん画質にこだわる人も、これ1台で広角~中望遠の写真、動画なら文句なしの作品が撮れるはず。
114.8 x 66.2 x 55.0mm (2014年10月発売)

Canon PowerShot G1 X Mark Ⅱ
Amazonで調べる

1.5型
CMOS
18.4




4352×2904
(1264万画素)
F2.0-3.912.5-62.5mm
(24-120mm)
60~1/4000秒553g(カード、電池込み)
キヤノンが独自開発したという1.5型センサーの大きさはフォーサーズとほぼ同じ(フォーサーズの面積約225mm2に対して約234mm2)。1/1.7型に比べると4.5倍の大きさを誇る。画素数を約1300万画素に抑えたので、画素ピッチも大きい。
レンズも24-120mm相当でF2.0-3.9と、望遠端での暗さをかなり抑えた明るく使いやすい設計。こうしたカメラが出てくることは大歓迎だ。
ただし、大きさ・重さもかなりのものになっている。重さは500gを超えて、レンズ交換式カメラ並み。これをどうとらえるかだろう。
少しでも軽いほうがいいし、望遠も欲張りたいという人はStylus1、重いのは我慢できる。望遠はある程度諦めてもいいからとにかく画質重視という人はG1X。
116.3×74.0×66.2mm (2014年2月発売)
フジフィルム Finepics X100
フジフィルム FinePix X100
Amazonで調べる

APS-Cサイズ
(23.6×15.8mm)
CMOS
30.53



4288×2848
(約1221万画素)
F223mm
(35mm)
30~1/4000秒445g(カード、電池込み)一般的レンズ交換式カメラと同じAPS-Cサイズ(23.6mm×15.8mm)のCMOSを搭載。そこに1200万画素しか入れていないという、圧倒的な余裕!
しかし、445gという重さはもはやコンパクトとは言い難いので、レンズ一体型高級機、と呼ぶべき。画質を決定する撮像素子と解像度の比率でいえば、他を圧倒している。プロのサブ機として活躍しそう。X100Sが出て生産終了になったが、まだ新品で出回っていれば狙い目。ただし、35mm相当の単焦点レンズなので、そこを割り切れる(プロ志向に徹する)かどうかをよく考えてから買わないと後悔する人もいるかもしれない。単焦点はともかく、広角とも言えないので、よほど渋い写真を追求するプロ志向の(あるいはマニアック、ストイックな)人ではないと難しいだろう。X100は発売当時10万円くらいしていた。2015年夏現在でも7万円ちょっとでアマゾンに新品が出ている。新品のX100が7万円台で買えるなら、私ならSやTより初代のX100を選ぶ。
126.5×74.4×53.9mm  (2011年3月発売。生産終了

フジフィルム FinePix X100S
Amazonで調べる

APS-Cサイズ
(23.6×15.8mm)
CMOS
23.33



4896×3264
(約1598万画素)
F223mm
(35mm)
30~1/4000秒445g(カード、電池込み)初代モデルX100はAPS-CサイズのCMOSに1200万画素しか入れていなかったが、後継機種のX100Sは1600万画素を欲張ってしまって残念だった。現在はさらに後継機種X100Tになっている。サイズが大きいから1600万画素でも余裕だということなのだろうが、1600万画素を必要としているプロカメラマン(大判の印刷物などの依頼にも応えられることが必要な人)以外、この画素数はファイル管理が大変だし、メリットにはならないだろう。
この1600万画素のAPS-CサイズCMOSがどこ製なのか気になるところ。フジフィルムでは従来東芝に独占供給的に製造させていたと思うが、ついにソニー製にしたのだろうか?
2015年夏時点でX100Tは10万円を超えているが、前モデルX100Sは価格が下がっているので、Sが安ければそちらをお勧め。さらに初代X100が安ければ初代がお勧め。
126.5×74.4×53.9mm  (2013年2月発売。生産終了
COOLPIX A
ニコン COOLPIX A
Amazonで調べる

APS-Cサイズ
(23.6×15.6mm)
CMOS
22.9



4928×3264
(約1608万画素)
F2.818.5mm
(28mm)
30~1/2000秒299g(カード、電池込み) X100Sと比べると大きさ、重さがずいぶん違う。また、レンズの焦点距離がこちらは28mm相当で、広角。レンズの明るさはX100/X100SのF2.0に比べると一段暗いが、画角、ボディの大きさ・重さを考えるとこちらのほうが使いやすいかもしれない。すでに生産終了だが、2015年夏時点でアマゾンではまだ6万円前後で新品を売っている。センサーは多分ソニー製だろう。
約111×64.3×40.3mm (2013年3月発売。生産終了

リコー GR
Amazonで調べる

APS-Cサイズ
(23.7×15.7mm)
CMOS
22.9



4928×3264
(約1608万画素)
F2.818.3mm
(28mm)
300~1/4000秒245g(カード、電池込み) センサーはおそらくニコンのCOOLPIX Aと同じものだろう。レンズ性能もほとんど同じスペック。売りは「APS-CサイズのCMOSセンサーを搭載したカメラにおいて世界最小・最軽量(2013年発売時)」というコンパクトさ。マクロも10cmまで寄れる。オートフォーカスや軌道時間の短縮も図られている。高画質をコンパクトに実現したい人にはよい。あとは何をどう撮るかのセンス。
約117.0×61.0×34.7mm (2013年5月発売)




(2017年2月13日更新)
NikonがDLシリーズの発売を取りやめるという衝撃ニュースを受け、内容を書き換えました。Stylus1sの製造終了にも触れています。
(2016年12月2日更新)
2016年版を少し書き換え・追加しました。

(2015年7月20日更新)
新製品を追いかけるのは大変なので、カメラ選びにおける基本的な考え方(まとめ)を3ページ構成で新設しました。こちらです。このページも大幅に更新しました。
(2013年8月25日更新)
デジイチのお勧めページを更新したのに合わせてこちらも少し見直しました。私の常用カメラは未だにXZ-10で、このカメラ、使い込むほどにいいカメラだと感心しています。
(2013年6月6日更新)
ようやく各メーカーからまともな設計思想のコンパクト機が出てきました。お勧め機種も増やして大幅更新。オリンパスのXZ-10を買ってみました。すぐに売ることになるかなと思いつつテストしたのですが、まだ手元に残っています。かっこわるいカメラなんですが、そこそこ使えるし、マクロに強いのも評価できます。テストの模様は「のぼみ~日記」にて。
(2012年12月28日更新)
フジフィルムのXF1を買いました。いいカメラです。リポートは「阿武隈日記」でどうぞ。
(2012年11月6日更新)
フジフィルムのXF1を追加しました。これは魅力的な製品ですね。フジの活躍はすばらしい。
(2012年9月23日更新)
1画素あたり面積の図が不正確だったので修正しました。
(2012年9月18日更新)
1画素あたりの面積比較がしやすいように、図の表示方法を変更しました。フジのX10を追加しました。
(2012年9月15日更新)
LX7が出て、SONYからは1型CMOS搭載のRX100が出て、コンパクト機戦線がずいぶん様変わりしました。ということで、久々の大幅更新。4機種ピックアップしてみましたが、フジとリコーのは単焦点レンズでマニア好み。結局はLX7かRX100かという選択になるのでしょうか……。これは相当悩みますね。
(2011年12月26日更新)
LX5を買いました。LX3もまだまだ元気なので、もったいない買い物なのですが、XZ-1にがっかりしたり、P300が早々と製造終了したりで、2万円台で中古良品を買えるならLX5だ、ということで購入。LX3との性能差はあまりありませんでしたが、それだけにパナソニックのLXシリーズに持っている責任感や安定感を感じました。
阿武隈日記の中で、LX3やWX1との比較をしています⇒こちら
(2011年1月16日更新)
読者のかたからG11のスペックに間違いがあることを指摘いただき、訂正しました。
また、新製品オリンパス XZ-1を追加。中型機や過去の製品を懐かしむコーナーは⇒別ページに独立させました。
(2011年1月10日追記)
SONYのWX1を購入しました。これはお勧めです。LX3と使い分けしようと思います。
(2010年10月5日追記)
SONYのNEXシリーズについての感想を書き加えました。
(2010年10月4日書き換え)
LX3やS90に後継機種が出ています。そのへんの情報を入れて書き換えました。
(2009年10月31日追記)
LX3のファームウェアがバージョン2.1になり、AF速度がかなりよくなりました。ただし、近距離撮影でしっかり中央ピンポイントAFにしても、抜けてしまって後ろにピントが合ってしまうことが多いのは相変わらずの欠点。
ホワイトバランス調整も、何度も変更しているようですが、曇天などでは今イチ。このCCDで600万画素くらいに抑えておけばこんなに苦労しなくてもくっきりすっきりの写真が撮れたのでは……?
キヤノンはIXYが馬鹿な高画素化をやめず全滅状態で、PowerShotシリーズから選ぶしかなくなりました。S90は使ってみたいカメラですが、LX3が健在なので、試しに買ってみようということにはならず、実際の使い勝手や性能は想像です。
(2009年8月23日追記)
キヤノンのS90、これはお勧めですね。10月発売予定。価格がこなれてくれば、これが一推しになるかもしれません。SONYのWX1も、明るいレンズで広角が撮れるコンパクト機として、価格がこなれてくれば一推しになるでしょう。
(2009年8月20日追記)
キヤノンのG11が、G10の1500万画素から500万画素落として1000万画素(これでも多すぎるとは思いますが)CCDを新規開発して、フリーアングルモニターも搭載して発売するという嬉しい発表がありました。『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社現代新書)を刊行して10か月。ようやく……の思いです。
(2009年8月7日追記)
コンパクトデジカメの堕落ぶりは目を覆わんばかりのものがあります。もはや性能向上は望めないのでしょうか。メーカーはまったく意欲を示しません。
デジタル一眼レフはα300の改良版、α330が出て、私は思わず買ってしまおうかと思いました。α300と基本性能はそれほど変わらないので、ぐっと堪えましたが……。本当に魅力的なモデルです。
マイクロフォーサーズは面白い存在なのですが、なにせ高いです。面白そう、だけでは、私には手が出せません。
中級機はSONYのHX1で決まりでしょうか。便利で使いやすい、実によくできたカメラだと思います。
それにしても、ここで推薦したモデルは発売後時間が経っても値下がりせず、逆に値を上げてしまっているものもあります。いいものは支持されるという証でしょうか。
(2009年2月5日追記)
結局、LX3も買ってしまいました。満足です。LX2はさっそくヤフオクで売りましたが、これを買った人はお買い得でした。上限1万7800円に設定したところ、すぐに落札されました。
LX3と撮り比べた感想は、LX2はとてもいいカメラだということです。デザインなどはLX2のほうがしっくりきますし、わずかでも軽い、小さいというのはメリットです。マクロ撮影もLX3よりむしろ優秀でした。
ということで、LX2もリストに入れました。
(2009年1月30日追記)
パナソニックのLX2を購入しました。S600にそろそろつき合いきれなくなってきていて、何かないかなあと探していたところに、LX2が2万円まで下がっていることを発見。衝動買いしてしまったのですが、直後に、値段は倍しても、LX3のほうを買うべきだったと後悔。
売り場で触った感じが、LX3は今ひとつしっくりこなかったんですよね。LX2はレンズが飛び出しているあたり、スマートじゃないのですが、持った感じは意外としっくりきます。

(2008年10月4日追記)
カシオのFH20を購入しました。その実写リポートを「阿武隈日記」の中に載せています。⇒こちら
この結果、FH20は推薦機種の中の「参考」としました。
(2008年9月追記)
久々に内容をかなりアップデートしました。
コンパクト機は、もはや値段と軽さと広角性能とレンズのF値のみで選ぶしかなくなりました。CCDの画素数を落とせば、どれだけすばらしい画質になるのか、実に歯がゆい限り。
現在使っているのはNikonのS600中心です。文句をつけるところはいっぱいありますが、数世代前のモデルよりは圧倒的に使いやすく、画質もうまくまとめているので、結局はバリアングルモニターを諦めて、この手のモデルを使うしかなくなりました。面白くありません。メーカーは、コンパクト機をまじめに開発するつもりはもうないのでしょうか。製造だけでなく、設計までも台湾メーカーなどに任せているところが増えているようですし。
そんな中で、中級機に面白い動きが出てきたのが救いです。カシオはフラッグシップモデルが1/1.8型CMOSで600万画素。コンパクト機の高画素競争をさんざん煽っておいて、ここにきてさっと作戦変更ですか? 慌ててキヤノンが続いているようですが、どうなることか。
来年、お金に余裕があれば、SX-1ISあたりを買ってしまうかもしれません。
(2006年11月書き換え) F828に続いて、LC1もついに製造中止になり、後継機種も出ませんでした。このクラス(レンズ一体型高級機)は消滅するかもしれません。R1がいつまで製造継続されるのか、あるいはR1の後継機が出るのかが気になるところです。
私が理想とするデジカメは、R1の基本性能にLC1の明るいレンズが結びつき、かつ手ぶれ補正機能がついた軽量モデルです。つまり、F2.0-2.4くらいの明るいレンズ(F828やLC1)。大型撮像素子(R1)、可変モニター(R1、A200)、軽量ボディ(A200)、手ぶれ補正機能(A200)。これらが融合したモデル。
しかし、SONYも松下も、デジタル一眼市場に集中するあまり、F828やLC1の改良型を出すことはしませんでした。2006年11月現在、かろうじて現役で残っているR1も、F828が消えてしまったように、この個性を発展させることなく生産中止になる可能性が高いと思います。新品を買うなら今のうちかもしれません。値段もついに7万円前後にまで下がりました。F828が製造中止になった途端、店頭在庫分が一気に3万円くらい値上がりしたように、R1にもきっと同じことが起きるでしょう。

(2006年6月追記)LC1を中古で入手しました(ヤフオクで66000円)。
使い込んだ印象は、欠点として、ボディのホールド性が悪いこと(従って手ぶれしやすい)、ダイヤルリングがすぐに動いてしまうなど、操作系が煮詰められていないこと、重いこと、マクロが弱いこと。
長所としては天井ストロボがかなり効果的であること。
パナソニックが出すフォーサーズ規格のデジタル一眼レフは、ボディ形状がLC1とほぼ同じなので、やはりホールド性に問題ありですね。見た目の押し出し感や質感より、実際のホールド性や軽さを重視してくれたほうがありがたいのに、どうも勘違いしているとしか思えません。長時間持ち歩いたときの疲労度もかなり違います。
また、パナソニックは「ライカのレンズ」を前面に出してPRしていますが、印象としてはコニカミノルタA200のレンズのほうが色味が暖かいし、使いやすい感じ。そもそも、「ライカのレンズ」を作っているのはライカの工場かといえば……。
レンズのブランド名はまったく気にすることはありません。同じ工場でOEM生産されたまったく同じレンズユニットが、メーカーによってCanonになったりLeicaになったりCarl Zaisになったりしますから。
タムロン、コシナ、ペンタックス、シグマ……このへんの工場で作られたレンズはどんなブランド名にもなっているようです。
結局、使ってみるまでは、レンズの質は分からないから、F値くらいしか参考にならないということです。
購入直後のテスト撮影記録などは→こちら

目次へガバサク談義トップへ    次へ次へ

comに代わる新世代ドメイン .COドメイン   ★タヌパック音楽館は、こちら
★41.st(よいサイト)は、こちら
★狛犬ネットは、こちら
  takuki.comのHOMEへ
(takuki.com のHOMEへ)