ガバサク流がお勧めするデジカメの条件とは、以下のようなものです。
- レンズが明るい(最低でも広角側開放F値が2.8以上明るいもの)
- レンズ部、または液晶モニター部が動く(仰角撮影などができるもの)
- 撮像素子が大きい(あまりに小さな撮像素子なのに高画素を謳う機種は信用しない)
あまたある条件の中から、敢えてこの3点だけを取り上げてみました。
特に譲れないのは「レンズの明るさ」です。室内撮影でバシャバシャと内蔵ストロボを浴びせるような撮影方法は論外。しかし、いくら高価なデジタル一眼レフを買っても、セット販売のF3.5-5.6などという暗いレンズをつけていたのでは、ストロボをたくしかないわけで、結果的には、どんなに高解像度な写真が撮れたとしても、人物の顔はテカテカに光り、見るからに素人写真、というものになってしまいます。
上記以外の要素については、個別のお勧め機種の解説で触れていきます。
なお、この条件すべてをクリアしたカメラは、現在ほとんど売られていません。特にコンパクト機の現状は惨憺たるものです。ただ、CanonのPowerShot S90あたりにようやくメーカーの良心復活が見られるようになりました。
詳しい仕様はメーカーのサイトなどで確認してください。
★カメラの画像をクリックするとメーカーサイトに飛びます。
★撮像素子と最高解像度の関係が一目で分かるよう、比較面積表示をしてみました。

(撮像素子面積)と

(最高解像度面積)の差が大きいほど、設計に無理をしているということになります。
この用途では、ファインダーやズームレンズは必ずしもいりません。簡単に撮れることと、レンズが明るいことが絶対条件。それにしても、このクラスの機種に魅力的な製品がなくなってしまったことが残念です。OEM製品でお茶を濁していたメーカーは、どんどんじり貧になり、徐々に消えています。残った製品も、性能は二の次で、見た目のお洒落さと画素数競争だけで作られたようなものばかり目立ちます。特に、薄型なのに高画素のものはお勧めしません。せめて、ボディ分割でレンズ部が回転するタイプ(スイバルモデル)をぜひ復活させてほしいものです。このタイプはすっかり消えてしまいました。
古いスイバル(ボディ分割回転)モデルは基本性能で現行機に劣るので、無理に探し出して中古で買う意味もないでしょう。悲しいことですが、理想のコンパクト機は、技術的には作れるのに、営業的に作らないという状況になってしまい、今後も出てこない可能性が高いと思います。
現行製品ではどれも同じような形、仕様になっていて、比較の意味が薄れています。2008年は、1/2.33型・1000万画素CCDを使ったものが中心でしたが、このCCDは明らかに無理な設計をしていて、暗い場所では色の階調が悪く、ノイズも増えます。それなのに、2009年になると、反省して画素数を落とすどころか、さらに画素数を増やして1200万画素などとはずかしげもなく謳っています。高画素競争をやめないこのような馬鹿モデルには、はっきりとNOを突きつるべきです。
このままコンパクト機の世界は荒れてしまうのかと諦めかけていたところ、ここにきてメーカーの良心が戻ってきたようなモデル、CanonからPowerShot G11とS90が、SONYからも明るいレンズ搭載のWX1が出て、希望が見えてきました。
アホみたいなコンパクト機にはおさらばして、これらの真面目なモデルに目を向けましょう。今後、こうしたモデルが切磋琢磨して、実質的な画質向上、使いやすさの追求をしていってくれることを望みます。
今まではLX3だけが別格で存在していましたが、これからはLX3を脅かすモデルがもっと出てくるかもしれません。
現時点でも、LX3はやはり別格という気はします。コンパクト機としてはかなり重いのですが、質感のよさ、ボディの強靱さは他の製品とは別次元です。それを考えれば、この大きさと重さは我慢できるでしょう。大きいといっても、中級機に比べれば圧倒的に小さいですし、F2.0レンズモデルは、他にはPower ShotのS90しかありませんから。
私のお散歩カメラは、現在LX3です。毎日ラフに使っていますが、まったく壊れる気配はありません。
| 機種名 | 撮像素子 面積比較 | 最高解像度 面積比較 | レンズ開放F値 | レンズ焦点距離 (35mmフィルム換算) | シャッター速度 | 本体重量 | その他・備考 |

Panasonic Lumix DMC-LX3
|  1/1.63型 |  3648×2736 | F2.0-2.8 | 5.1-12.8mm (24-60mm) | 60〜1/2000秒 | 229g | 群を抜く明るいレンズに大きなCCD。他のコンパクト機とは別格の質感と性能。この性能なら4万円も仕方がないか。 |
他より大きなCCDと、しっかり明るいF2.0のレンズ! 「他とは違う」真面目に開発したデジカメ。ちょっと重いが、この性能なら重さは我慢できる。レンズの倍率を24-60mmに抑えてF2.0を実現したのはあっぱれ! 多くのプロカメラマンがスナップ用やサブ機として使っていることからも、実力のほどが分かる。
OEMでライカブランドのもの(D-LUX4)があるが、値段が倍以上(9万円台)する。内容は同じだから、当然こっちでよい。
実売価格は4万円前後(2009年10月末時点)。コンパクト機の中では例外的にここ半年で実売価格が上がった(2009年1月には3万円台で売られていた)が、この内容なら高くはない。
また、先代モデルLX2は09年1月末にはLX3の登場で値崩れを起こし、2万円ちょっとで買えたが、8月現在、逆に在庫僅少となり、4万円台前半に急騰。その前のLX1に至っては4万円台後半と、プレミアム価格化してしまっている。
LX3は動画が非常にきれいなのも重宝する。なお、ファームウェアがバージョン2.1に更新され、弱点だったAF速度が相当改善された。ファームウェアの更新でこれだけ性能が上がる設計にしてあるというのも、ユーザーに長く使ってほしいというメーカーの姿勢を感じさせ、好ましい。
(2008年8月発売)
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PowerShot S90
|  1/1.7型 |  3648×2736 | F2.0-4.9 | 6-22.5mm (28-105mm) | 1〜1/1600秒(オート時)
15〜1/1600(すべてのモードを合わせて) | 175g | F2.0の明るいレンズと1/1.7型CCD。Canonの良心が戻ってきた嬉しいベストモデル。 |
CCDが大型化して、かつ画素数は増やさずに1000万画素で抑えた(これでもコンパクト機には多すぎるとは思うが)。レンズは広角端でF2.0の明るさ。ついにキングメーカーキヤノンが真面目にコンデジを設計し始めたようだ。発売直後の価格は4万円弱。人気が高いようで、そうそう価格は下がらないかもしれない。LX3とほぼ同価格なので、どちらを選ぶか、迷うところ。
ズーム比の大きさではS90。質感や頑丈さではLX3か。
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SONY DSC-WX1
|  1/2.4型CMOS |  3648×2736 | F2.4-5.9 | 4.25-21.25mm (24-120mm) | 2〜1/1600秒 | 120g |
新設計CMOSで入射光を高効率で取り入れ可能になり、暗い場面に強くなったとされる。1,280×720の動画も可能。
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ソニーが意欲的スペックで送り出したコンパクト機の新モデル。明るいレンズ(広角端でF2.4)と新開発のCMOS撮像素子を採用している。画素数は欲張りすぎだと思うが、レンズの明るさは歓迎。発売直後の価格は2万5000円前後で、LX3やS90に比べて1万5000円ほど安い。コストパフォーマンスの高さでは一推しか。少なくとも、他の2万円台コンパクト機よりはずっとよさそう。
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IXY DIGITAL 920 IS
|  1/2.3型 |  3648×2736 | F2.8-5.8 | 5-20mm (28-112mm) | 15〜1/1600秒 | 155g | 最短撮影距離2cm。難点はオートブラケットがついていないこと。 |
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キヤノンはコンパクト機の映像エンジン設計がうまい。AFの速さや操作性の明快さでも、世界をリードするメーカーとしての実力がある。キヤノンが画素数を落とす方針に転換してくれたら、デジカメの世界は一気に明るい方向に向かうだろうに、残念。逆に、後継機930 ISでは2.3型CCDで1200万画素と、200万画素も増やしてしまい、魅力を減らした。この愚行のためか、930 ISが出る前の920 ISの実売価格は1万8000円前後だったが、生産終了した10月末時点で2万円強に上がっている。IXYシリーズは2009年11月時点で、110ISの1000万画素以外は、すべて1200万画素機になってしまった。これではいくら映像エンジンの作りがうまいといっても、安心して買う気にはなれない。Power Shotシリーズで復活した良心がIXYでは見られないのが非常に残念。コンパクト機ユーザーを馬鹿にしているとしか思えない。
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IXY DIGITAL 110 IS
|  1/2.3型 |  3648×2736 | F2.8-4.9 | 6.2-18.6mm (35-105mm) | 15〜1/1500秒 | 120g | 最短撮影距離3cm。難点はオートブラケットがついていないこと。 |
IXYの現行機種(2009年10月末)で画素数を1000万画素以下にしているのはこの110ISしかなくなってしまった。2.3型CCDだから、1000万画素は多すぎて、明らかにノイズが増え、階調が低くなる。しかし、同じ2.3型に1200万画素を詰め込んだ上位機種を買うくらいなら、この110ISのほうがマシではないだろうか。
弱点は広角が伸びていないこと。35mm相当からなので、風景などを撮るときはワイドは諦めなければならない。その代わり、メモ帳代わりと割り切れば、そこそこ使える。
いちばんの魅力は価格で、実売価格は1万3000円前後。 |

Nikon COOLPIX S610c
|  1/2.3型 |  3648×2736 | F2.7-5.8 | 5-20mm (28-112mm) | 4〜1/1500秒 | 125g | 最短撮影距離3cm。難点はオートブラケットがついていないこと。 |
この前のS600を購入してかなり撮影してみたが、色調が浅いのとオートブラケットがないのが難点だった。S610Cの2009年10月末時点での最安値は1万4300円前後。
後継機種のS620は画素数を1200万画素にあげており、買ってはいけない機種。さらには、1500万画素、1/1.72型CCDのS710は実にバカバカしい存在。同社のフルサイズデジタル一眼レフのフラッグシップモデルより画素数を詰め込んでどうするというのか。この1/1.72型CCDが500万画素以下で設計されていたら、文句なくそちらを勧めるが……。
値段だけで考えるなら、L19という800万画素機(ただしCCDは1/2.5型)というモデルが1万円以下で買える。ズーム比が45mm〜145mm、F3.1-6.7と貧弱だが、メモ帳代わりで安いものを探すならこれでもいいかもしれない。
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Panasonic Lumix DMC-FX500
|  1/2.3型 |  3648×2736 | F2.8-5.9 | 4.4-22mm (25-125mm) | 8〜1/2000秒 | 125g | 最短撮影距離5cm。1000万画素が災いして、色味が薄く、暗い印象。この大きさのカメラは300万画素もあれば十二分なのに。 |
FX35、FX37などと同スペックのモデルだが、現在は画素数を上げた550になり、1000万画素でとどまるという最後の良識(それでも多すぎる)はこのモデルを最後に破られた。FX35を使ったことがあるが、色調が浅いのはかなり気になった。レンズのズーム域が若干広いのとオートブラケットがある点はニコンのS610よりマシ。生産終了品で、2009年10月末現在、店に残っている分の最安値は1万7000円前後。
(2008年4月発売)
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先日、あるかたがメールに添付してきた写真が非常に明るく、鮮明に撮れているので、どんなカメラで撮っているのだろうと、Exif情報を確認してみたところ、2003年発売のパナソニックDMC-LC33でした。320万画素というモデルです。最近のコンパクト機で撮った映像は、どれもくすんだ感じになるので、明るくクリアな画像に「あれ? デジタル一眼レフで撮ったのかしら?」と思ったのですが、6年前のコンパクト機だったわけです。
ここ数年、最軽量コンパクトデジカメのジャンルは実質的な改良・進歩が見られず、画素数を増やすという改悪だけが続いていました。
安くて軽くて(それでもメモ代わりカメラとしてはまだ重いと思いますが)広角が撮れてレンズが明るいという条件で選ぶと、昨年あたりまではS610やFX37あたりが残っていましたが、そうしたモデルも消えていき、1200万画素というふざけたスペックのモデルがはずかしげもなく発表されるという体たらく。
ニコンS600を『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社現代新書)を執筆するために購入し、「1000万画素はいらない」ことを確信しましたが、そこそこまとまった性能なので、しばらく、「阿武隈日記」などで、お散歩カメラとして使っていました。明るい場所なら、普通にきれいな写真が撮れます。ただし、露出は常にマイナス補正で使っていました。
LX3を買った今は、完全に引退しています。
LX3は、価格的、性能的には中級機のジャンルに入るかもしれませんが、一応「コンパクト機」ぎりぎりの線で入れておきます。重くて分厚いのが難点ですが、カメラの性能は他のコンパクト機とは別格。特にF2.0-2.8という明るいレンズは他に類を見ません。室内撮影では、F3.5-5.6といった暗いレンズをつけたデジタル一眼レフより重宝します。フラッシュなしで、しかも音をさせずにきれいに撮れますから。コンパクト機としては重すぎますが、このレンズの質を確保するためなら仕方ないですね。
で、このままLX3だけがまともに使えるコンパクト機という時代が続くかと思っていたところ、ここにきて、高級機で画素数見直し、明るいレンズ搭載というまともな動きがようやく出てきました。
PowerShotにS90というF2.0-4.9という明るいレンズを搭載したモデルが登場するとのこと。175g(本体のみ)は、LX3(229g)よりも軽く、LX3の強力なライバルになりそうです。
SONYからはWX1という、これまたF2.4-5.9という、広角端での明るさが従来機のF2.8という壁を突破したコンパクト機が登場。これは重量120gで、このクラス最軽量の部類に入る文字通りの「コンパクト機」ですから、小型であることを最重視する場合はこれでしょう。
これらのモデルが成功してくれれば、一度は泥沼に落ち込んだ小型機のジャンルにも明るい未来が戻ってくるかもしれませんね。これを書いている時点で、S90もWX1もまだ発売前ですが、今からこの2つを推薦しておきます。
F2.0-2.8のレンズと、他より一回り大きなCCDを持ったコンパクト機・LX3があるので、本来はLX3が中級機かもしれません。今までの中級機は、現在「動画・静止画兼用モデル」と考えたほうがいいかもしれません。
このクラスのモデルの魅力は、超望遠の世界を手軽に楽しめるという点でしょう。動物園などでは圧倒的な威力を発揮します。
ポケットに入れて気軽にどこへでも、というわけにはいきません。デジタル一眼に比べればはるかに楽ですが、小型機に比べると若干の気合いは必要です。
この大きさにするならいっそビデオカメラも兼ねてしまえということで、現在はほとんどのモデルが高画質動画撮影機能を搭載しています。確かにこれならビデオカメラを別に買う必要はないでしょう。
家族の記録写真中心、行楽中心で使うなら、このジャンルのカメラを1台持っておくといいかもしれません。
明るいレンズを搭載した高級機は、状況によっては、F3.5-5.6といった暗いズームレンズをつけたデジタル一眼などより強力な道具になりえます。しかし、このジャンルのモデルはほぼ絶滅しました。過去を懐かしむ意味で、以下、ご紹介しておきます。
私が理想としていたボディ分割回転式(スイバル)タイプの旧モデルを紹介しておきます。いずれも参考資料であり、カメラの基本性能が劇的によくなった今では、ヤフオクでこれらの古いカメラを探し回る価値はないでしょう。しかし、これらのカメラを「今の技術レベル」で作り直せば、魅力的なカメラになることは間違いありません。まだこれらの一覧を残しておくのは、死んだ子を忘れられない未練のようなものだと思ってください。特にU50は、ぜひ今の技術レベルで復活させてほしい傑作メモ代わりモデルです。
(2006年11月書き換え)
F828に続いて、LC1もついに製造中止になり、後継機種も出ませんでした。このクラス(レンズ一体型高級機)は消滅するかもしれません。R1がいつまで製造継続されるのか、あるいはR1の後継機が出るのかが気になるところです。
私が理想とするデジカメは、R1の基本性能にLC1の明るいレンズが結びつき、かつ手ぶれ補正機能がついた軽量モデルです。つまり、F2.0-2.4くらいの明るいレンズ(F828やLC1)。大型撮像素子(R1)、可変モニター(R1、A200)、軽量ボディ(A200)、手ぶれ補正機能(A200)。これらが融合したモデル。
しかし、SONYも松下も、デジタル一眼市場に集中するあまり、F828やLC1の改良型を出すことはしませんでした。2006年11月現在、かろうじて現役で残っているR1も、F828が消えてしまったように、この個性を発展させることなく生産中止になる可能性が高いと思います。新品を買うなら今のうちかもしれません。値段もついに7万円前後にまで下がりました。F828が製造中止になった途端、店頭在庫分が一気に3万円くらい値上がりしたように、R1にもきっと同じことが起きるでしょう。
(2006年6月追記)LC1を中古で入手しました(ヤフオクで66000円)。
使い込んだ印象は、欠点として、ボディのホールド性が悪いこと(従って手ぶれしやすい)、ダイヤルリングがすぐに動いてしまうなど、操作系が煮詰められていないこと、重いこと、マクロが弱いこと。
長所としては天井ストロボがかなり効果的であること。
パナソニックが出すフォーサーズ規格のデジタル一眼レフは、ボディ形状がLC1とほぼ同じなので、やはりホールド性に問題ありですね。見た目の押し出し感や質感より、実際のホールド性や軽さを重視してくれたほうがありがたいのに、どうも勘違いしているとしか思えません。長時間持ち歩いたときの疲労度もかなり違います。
また、パナソニックは「ライカのレンズ」を前面に出してPRしていますが、印象としてはコニカミノルタA200のレンズのほうが色味が暖かいし、使いやすい感じ。そもそも、「ライカのレンズ」を作っているのはライカの工場かといえば……。
レンズのブランド名はまったく気にすることはありません。同じ工場でOEM生産されたまったく同じレンズユニットが、メーカーによってCanonになったりLeicaになったりCarl Zaisになったりしますから。
タムロン、コシナ、ペンタックス、シグマ……このへんの工場で作られたレンズはどんなブランド名にもなっているようです。
結局、使ってみるまでは、レンズの質は分からないから、F値くらいしか参考にならないということです。
購入直後のテスト撮影記録などは
→こちら
(2008年9月追記)
久々に内容をかなりアップデートしました。
コンパクト機は、もはや値段と軽さと広角性能とレンズのF値のみで選ぶしかなくなりました。CCDの画素数を落とせば、どれだけすばらしい画質になるのか、実に歯がゆい限り。
現在使っているのはNikonのS600中心です。文句をつけるところはいっぱいありますが、数世代前のモデルよりは圧倒的に使いやすく、画質もうまくまとめているので、結局はバリアングルモニターを諦めて、この手のモデルを使うしかなくなりました。面白くありません。メーカーは、コンパクト機をまじめに開発するつもりはもうないのでしょうか。製造だけでなく、設計までも台湾メーカーなどに任せているところが増えているようですし。
そんな中で、中級機に面白い動きが出てきたのが救いです。カシオはフラッグシップモデルが1/1.8型CMOSで600万画素。コンパクト機の高画素競争をさんざん煽っておいて、ここにきてさっと作戦変更ですか? 慌ててキヤノンが続いているようですが、どうなることか。
来年、お金に余裕があれば、SX-1ISあたりを買ってしまうかもしれません。
(2008年10月4日追記)
カシオのFH20を購入しました。その実写リポートを「阿武隈日記」の中に載せています。
⇒こちら
この結果、FH20は推薦機種の中の「参考」としました。
(2009年1月30日追記)
パナソニックのLX2を購入しました。S600にそろそろつき合いきれなくなってきていて、何かないかなあと探していたところに、LX2が2万円まで下がっていることを発見。衝動買いしてしまったのですが、直後に、値段は倍しても、LX3のほうを買うべきだったと後悔。
売り場で触った感じが、LX3は今ひとつしっくりこなかったんですよね。LX2はレンズが飛び出しているあたり、スマートじゃないのですが、持った感じは意外としっくりきます。
(2009年2月5日追記)
結局、LX3も買ってしまいました。満足です。LX2はさっそくヤフオクで売りましたが、これを買った人はお買い得でした。上限1万7800円に設定したところ、すぐに落札されました。
LX3と撮り比べた感想は、LX2はとてもいいカメラだということです。デザインなどはLX2のほうがしっくりきますし、わずかでも軽い、小さいというのはメリットです。マクロ撮影もLX3よりむしろ優秀でした。
ということで、LX2もリストに入れました。
(2009年8月7日追記)
コンパクトデジカメの堕落ぶりは目を覆わんばかりのものがあります。もはや性能向上は望めないのでしょうか。メーカーはまったく意欲を示しません。
デジタル一眼レフはα300の改良版、α330が出て、私は思わず買ってしまおうかと思いました。α300と基本性能はそれほど変わらないので、ぐっと堪えましたが……。本当に魅力的なモデルです。
マイクロフォーサーズは面白い存在なのですが、なにせ高いです。面白そう、だけでは、私には手が出せません。
中級機はSONYのHX1で決まりでしょうか。便利で使いやすい、実によくできたカメラだと思います。
それにしても、ここで推薦したモデルは発売後時間が経っても値下がりせず、逆に値を上げてしまっているものもあります。いいものは支持されるという証でしょうか。
(2009年8月20日追記)
キヤノンのG11が、G10の1500万画素から500万画素落として1000万画素(これでも多すぎるとは思いますが)CCDを新規開発して、フリーアングルモニターも搭載して発売するという嬉しい発表がありました。『デジカメに1000万画素はいらない』(講談社現代新書)を刊行して10か月。ようやく……の思いです。
(2009年8月23日追記)
キヤノンのS90、これはお勧めですね。10月発売予定。価格がこなれてくれば、これが一推しになるかもしれません。SONYのWX1も、明るいレンズで広角が撮れるコンパクト機として、価格がこなれてくれば一推しになるでしょう。
(2009年10月31日追記)
LX3のファームウェアがバージョン2.1になり、AF速度がかなりよくなりました。ただし、近距離撮影でしっかり中央ピンポイントAFにしても、抜けてしまって後ろにピントが合ってしまうことが多いのは相変わらずの欠点。
ホワイトバランス調整も、何度も変更しているようですが、曇天などでは今イチ。このCCDで600万画素くらいに抑えておけばこんなに苦労しなくてもくっきりすっきりの写真が撮れたのでは……?
キヤノンはIXYが馬鹿な高画素化をやめず全滅状態で、PowerShotシリーズから選ぶしかなくなりました。S90は使ってみたいカメラですが、LX3が健在なので、試しに買ってみようということにはならず、実際の使い勝手や性能は想像です。